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「10万貯金するなら7万を投資に」初心者が持つべき“投資の心得”をプロが解説

コラム

タイミングはそれほどシビアではない

paypay証券

――インデックス投資や債券などの値段が動きにくい商品は、ある種の保険と考えればいいのでしょうか。

臼田:そうです。もちろん安定も大事ですから。極端な値動きが少ない分、儲けは少ないですが、打撃には強いわけです。大事なのは勉強のために分散させることです。

――冒頭で現在の金融市場の状況を解説いただきましたが、投資タイミングの考え方について教えてください。やはり有利に進められる絶好のチャンスはあるのでしょうか。

臼田:誤解しないでほしいのは、タイミングはそれほどシビアではない点です。普通に生活していて変化に気づいたタイミングで全然大丈夫なんですよ。金利ひとつとっても、ある程度ずっと上がって、今度は反対にずっと下がったりするんです。

 1~2か月で終わることはなくて、ざっくり半年ぐらいは十分期間があります。なので、ニュースを見てから、ちょっと買ってみようかなって思うぐらいで間に合います。逆に僕ら金融の専門家は早く判断しすぎて失敗することもあるくらいですから(笑)。

長期投資だけじゃつまらない

――ここまでの話とは反対に、低リスクを優先して投資をするには、やはり「長期分散投資」がオススメなんでしょうか。

臼田:たしかに長期分散は重要だし、オススメではあります。ただ、「40年保有してみたけど全然上がらなかったな」となっても仕方ないので、ご自身の資産運用の中で短期・中期・長期の3つに分けて考えるのがいいんじゃないかと思います。

――長期の投資ばかりでは、ゴールの見えないマラソンみたいで疲れますもんね。

臼田:短期の投資は結果がすぐに出るから、励みにも反省にもなりますよね。だって40年後の未来を想像して長期投資するなんて、もう仙人の世界じゃないですか(笑)。

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