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堀田真由、電波も入らない廃墟でのホラー撮影「別世界に入って演じた」

暮らし

白い衣装の筧美和子は女神のようだった

堀田真由

――現場の雰囲気はいかがでしたか?

堀田:とっても暑い中、現場が山の奥だったり廃墟だったりで、交通手段もなく、電波も入らないような場所で、みんなで山を登って現場に向かっていました。スタッフさんたちは機材を持っていますし、私たち以上に大変そうでしたが、それでもみなさんとお話ししながら現場まで歩いたりして、チーム感がとても素敵な組でした。全体がミニマムな人数でしたし、普段だとみなさんとコミュニケーションを取れずに終わることも多いのですが、今回はそれぞれのスタッフさんともお話ができて、学びの多い現場でした。

――共演者の方とのエピソードを教えてください。

堀田:筧(美和子)さんとは女性同士ということもあって、特にお話できました。すごく柔らかいお人柄の方で「おはようございます」とご挨拶するだけでも癒されて、ホラーを撮っているとは思えませんでした(笑)。

 筧さんは衣装も真っ白だったので、それこそ女神みたいで、外での撮影ばかりだったので、日焼けしないためにはどうしたらいいのかとか、虫に刺されないためには……といったお話をしたり。あと筧さんがYouTubeをされているのでそのお話も伺ったりしました。

中野英雄が盛り上げ役「息子には絶対に…」

オカルトの森

(c)2022 WOWOW・KADOKAWA・ひかりTV

――ホラーの撮影では不思議なことが起きたりすると聞きますが。

堀田:平和でした。あはは、何かあったのかな。私は全然気づかなかったです。むしろ合宿のようにルーティーンがしっかりしていて、朝から日を浴びながら撮影して、夕方ごろには終わってぐっすり寝てと、とても健康的でした(笑)。

――特に覚えている撮影エピソードを教えてください。

堀田:長回しが多くて、失敗するとまた最初からなのでとにかく大変でした。山道を回りながらのバスの撮影があったのですが、ひとつでも何かが狂えば最初からスタートになるので1日中、バスの撮影でした。そのシーンでご一緒だった中野(英雄)さんがすごく面白くて、ずっと笑ってました。

 セリフを間違われたりすると、「息子(仲野太賀)と共演することがあっても、俺がセリフを間違えていたとは絶対に言わないでくれ」とおっしゃっていました(笑)。でも間違われたとしても、ずっと一緒にいたいと思える方なんです。現場を一番盛り上げてくださって、役柄にもぴったりでした。

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