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「福井のローカルコンビニ」がまるでデパ地下。社長に聞いた、総菜弁当のこだわり

ビジネス

きっかけは大手コンビニの進出

オレボ

コンビニとは思えない総菜の充実度

――弁当や惣菜の店内調理は、いつからなぜはじめられたんですか?

小川:平成に入った頃です。大手コンビニが福井に多く入ってきましたが、弁当や惣菜に、お客さんが満足していないということは感じていました。広島を拠点とするポプラは、ご飯だけお店でよそっていましたが、それだけでも喜ばれていました。だったら、おかずも店内で調理したほうがいいと思ったんです。

――なぜ大手は店内調理に積極的に進出してこないのでしょうか。

小川:もし、1店舗でも食中毒などを出してしまったら全店に影響が出ます。だから、なかなか店内調理はできないだろうと思います。その点、オレボは「飲食店」だという自覚を持って、衛生管理に踏み切ることにしました。何より、お客さんは美味しいお弁当のほうが喜んでいただけますから。

イートインは車内メシの人のため

――イートインスペースはいつからはじめたのでしょうか?

小川:平成16年(2004年)からです。

――イートインを作ろうと思ったきっかけはなんですか?

小川:福井はどこへ行くにも車移動で、仕事の移動中にコンビニでご飯を買って、車内で食べることが多いんですね。私自身もそういう働き方をしていました。そういった人のために、快適な飲食スペースを作ろうと思ったのがきっかけです。

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