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結婚前の同棲で発覚!見てはいけなかった原付の“ヘルメットボックス”の中身

コラム

 好きな人のことはすべて知っておきたいという人も多いかもしれませんが、相手の秘密を知った瞬間、100年の恋も冷めてしまう可能性があります。その覚悟がないのであれば、みだりに相手のことを嗅ぎまわらないことも幸せを継続する秘訣なのかもしれません。

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※画像はイメージです(以下同じ)

 曽根礼香さん(仮名・当時23歳)は、高校生のときにアルバイト先でリーダーをしていた愁斗さん(仮名・26歳)と交際をはじめ、3年以上も仲良く付き合ってきました。3年ものあいだケンカもなく過ごせたのは、愁斗さんのお陰だと曽根さんは言います。

大人しく控えめな彼氏

「愁斗は前へ出るタイプではなく、大人しく控えめで、他人の意見を優先する感じ。私の意見も尊重し、優先してくれました。前へ出るタイプで自分の思ったことはできるだけ貫き通したい私とは真逆で、それもうまくいっている秘訣だと感謝することも多かったです」

 そのうち2人は結婚を前提とし、同棲をすることに。このときも愁斗さんは、曽根さんが気に入った物件に駐車場が1台しかなかったため、車を売却して原付に乗り換えています。そんな愁斗さんのやさしさや計らいもあり、礼香さんは幸せいっぱいだったとか。

「自分で言うのもおかしいですが、私はワガママ過ぎるのです。結婚ともなれば地が出ますし、無理をしてまで生活をしても続くとは思えなかったので、この人を逃したら、私は一生結婚できないだろうと思っていました」

持ち物をチェックするも…

原付バイク

 そんなある日、愁斗さんが同棲をはじめてから初の県外出張へ。礼香さんは友人たち3人を招き、お泊まりパーティーを開きました。お酒の勢いもあって盛り上がり、彼氏や夫、姑の愚痴が飛び交います。そんななか、幸せいっぱいの曽根さんに火の粉が。

「友人の1人が『愁斗さんは、やさしくて控えめで真面目。人が好過ぎる。ワガママ放題の礼香と付き合うなんて、何かウラがあるのでは?』と、余計なことを言いはじめたのです。全員お酒好きで酔っ払いの粋に達していたこともあり、愁斗の粗探しがはじまりました」

 そして、愁斗さんのスーツやらカバンが怪しいと言いたい放題。疑惑を晴らすためと言いながら曽根さんもつい、愁斗さんの持ち物をチェックしてしまいました。けれど、すべてシロ。愁斗さん個別の部屋などはなかったため、何も出ないままお泊まりパーティーは終了します。

「何も出なかったということもあり、やっぱり何もなかったとホッとしました。でも友人たちが帰ってしばらく経つと、だんだんと不安に感じるように。その後は、隙を見つけては愁斗のカバンや服のポケットなどを確認するようになっていました」

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