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「脱ユニクロ」でもっとオシャレに。1万円台のおすすめブランドも

暮らし

 昨今は、もはや「ユニクロですべて事足りてしまう時代」と言えますが、「いつもよりちょっといいモノを着たほうがいいかも」と感じた経験はありませんか。というのも年齢と共に、似合う服装は変わるもの。そして、女性はこの変化にいち早く反応しているのです。

ユニクロ

ユニクロ Uniqlo store © Boggy | Dreamstime.com

 女性は結婚や出産によってライフスタイルや体形が変わるため、洋服にたいしても柔軟に対応しますが、男性の場合、「いつもの洋服がなんか似合わなくなってきた」と気づいた人から徐々に対応していきます。ところがファッション好きを除いてしまえば、ユニクロ以外のショップで服を探すやり方に迷うのではないでしょうか。

 そこで今回は「いつもよりちょっといいモノを購入するコツ」について、『真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者で、これまで5000人以上のビジネスマンの買い物に同行し、印象を高める服選びをしてきたスタイリストの筆者@elegant_casual)がお伝えします。

時代にマッチする洋服のスマート思考

 30歳を過ぎたころから、それまで似合っていた洋服が途端に安っぽく感じることがあります。衣替えのタイミングで、久しぶりに袖を通したときに生じる違和感は、これまでの洋服が似合わなくなってきたサインそのもの。こんなふうに感じたときこそ、洋服の視野を広げるタイミングです。

 もし、あなたがこんな状況に直面するならば、上半身だけでも「いつもよりちょっといいモノ」を試してみましょう。全身を一気に変えるには予算も必要ですが、1アイテムを見直す程度の価格ならば現実的な範囲ですよね。このとき上半身の「アウター」は、もっとも費用対効果が高いテコ入れです。

 靴を除けば、人の印象は下半身より上半身のほうが影響を与えます。なかでも上半身のアウターは、会話するとき、相手の目線は顔周りにくるので、着ている人の印象に大きく影響を及ぼします。

 また同時に、着席時に生地が擦れるパンツとは違い、上半身アウターは長持ちすることも関係しています。持続可能性が重視されるSDGsの視点からみても大量生産・大量消費ではなく、「いいモノを長く着る」という選択が、今まさに時代にマッチする感覚です。とは言っても、1アイテムにどれくらいの予算を見ておけば良いものなのでしょうか。

ユニクロ以上、百貨店未満の狙いどころ

ユナイテッドアローズ

ユナイテッドアローズ United Arrows store sign at Ginza district in Tokyo, Japan. © Pavel Kapysh | Dreamstime.com

 カテゴリーごとに、用途やお値段も変わりますが、ユニクロよりちょっといいモノといったとき、私はセレクトショップ界隈をおすすめします。なかでもセレクトショップのセカンドラインは、ユニクロ以外の洋服として価格帯含めハードルが低いのです

 セカンドラインとは、そのブランドの低価格アイテムを扱っているブランド。価格のハードルが高いブランドを普及させていくため、ブランドコンセプトはそのままに素材や工程を簡略化することでメインラインよりリーズナブルな価格帯を扱っています。

 たとえば、ユナイテッドアローズの「グリーンレーベル(green label relaxing)」やアーバンリサーチの「センス・オブ・プレイス(SENSE OF PLACE)」。また、日本ではユニクロのファーストリテイリンググループに属する百貨店ブランド「セオリー(Theory)」のセカンドライン「プラステ(PLST)」もおすすめです。

 これらのアウターは、季節にもよりますが、おおむね1万~2万円で買えるものばかり。1万円以内で買えるユニクロと比べたとき「少し高い」と感じるかもしれませんが、人によっては、お値段以上の価値があります。

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