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29歳女性の“かまってちゃん”な本性。LINEで「飲みに行かない?」を連発

コラム

おさまらない要求に我慢の限界が…

 そこで一度言葉を切った健太さんは大きなため息をついて話を続けます。「俺の返信が画面に表示されてすぐに、未菜ちゃんの既読マークがついたんです」。そして、健太さんを待ち構えていたかのように未菜さんからLINEメッセージが即時送られてきたそうです。そこには、連絡が遅かったことや返ってきたメッセージが淡泊すぎると書き並べられていました。

 健太さんがやんわりと諭しても、未菜さんは駄々をこね続けたそうです。そして、最終的に「自分の気持ちを傷つけたことを謝ってほしい」と言い始めたのです。謝罪として要求されたのは、健太さんの個人アカウントを教えることでした。

LINE

「それまでのやり取りのこともあって、いい加減に我慢の限界だったので、この要求を続けるのであれば警察への相談も視野に入ること、これ以降の連絡を止めることを伝えました」。健太さんの毅然とした態度にひるんだのか、返信はピタリと止み、未菜さんからのそれ以降の連絡はなかったそうです。

自分だけじゃなかった…手当たり次第に連絡

 それから数か月後、ふいに友人から「未菜さんから連絡がなかったか」と聞かれた健太さん。その話から、どうやら未菜さんが手当たり次第に大学の知り合いに連絡を取ろうとしていたことを知ったそうです。

「未菜ちゃんがなぜそんな行動をとったのかはわかりません。でも、もしかすると寂しかったのかもしれないですね。まぁ、そのせいで俺は執拗にメッセージが送られてくる恐怖で少しトラウマになりましたけど…」と苦い顔で語る健太さんでしたが、最近ではペットショップの愛くるしい動物たちのおかげで癒されており、その後は穏やかな日々を送っているそうです。

 他者のことを考えずに送信されたメッセージは、時に相手に恐怖や不快感を覚えさせてしまうかもしれません。LINEなどのSNSでメッセージを送信する際には、常に相手への配慮や常識を頭の片隅に置きたいものですね。

<TEXT/ベルクちゃん>

愛犬ベルクちゃんと暮らすdigiart(デジアート)の担当者です。音楽心理学に基づいた「耳で飲むお薬®」をはじめ、メンタルヘルスに効果的な音声素材を独自のmeditone®テクノロジーで開発している会社です。心地良い睡眠、上質なリラクゼーションなど、心の弛緩をiOS・Androidアプリ向けに配信中。
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