コロナ禍で飛躍「進化型コインランドリー」社長に聞く、従来との違い
FC展開でもクオリティは落とさない
――低コストで参入して運営する業態だったコインランドリーで、そこまでこだわるとFC展開をする場合に、参入ハードルが上がってしまうように思いますが。
永松:高く見えるかもしれませんが、坪単価的には他のコインランドリーチェーンと同程度の価格帯でやっています。さらに、個人でDIYで作られる方にはさらに安く参入することも可能です。
――FC展開で店舗数が増えると、それぞれの店に外部の経営者がいるので、クオリティを保ち続けるのが難しいように感じますが、それを担保する工夫はありますか?
永松:コインランドリーは無人で運営しますが、コールセンターや店舗の清掃は、我々で請け負っています。管理自体は当社が行なっているので、担当者がしっかり関わりながら運営しています。
「洗濯で世界を変えたい」
――最後に、永松さんにとって洗濯とは?
永松:「洗濯で世界を変えたい」と思っています。大それたことに聞こえるかもしれませんが、1人1人が洗濯にかけていた時間を、有効に使えるようになれば、本当に世界は変えられると思っています。
=====
筆者も実際、同店を利用してみた。かつてコインランドリーは1時間も待つような空間ではなかったため、洗濯物の持ち込みと回収で2往復していた。極力洗濯物を放置したくないあまり、自宅で過ごすのは30分程度で、結局何もできずにじれったく感じていた。
それが打って変わって、店内のWi-Fiを利用して調べ物をしつつ、実はこの原稿も店内で書いている。限られた時間を有意義に使いたいならば、ぜひおすすめしたいなと思った。
<取材・文/Mr.tsubaking 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>