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吉野家「生娘シャブ漬け」発言で浮き彫りになった、“日本のジェンダー意識”の危うさ

ビジネス

男性のほうも不自由を感じているはず

職場 人間関係

「これをいかにうまく使うかによって、男女ともに働きやすくなっていくのが重要なのかと思います。男性が今、本当に働きやすいのかというと、たぶんそんなことはない。家族と向き合う時間もなかったり、休みがとれなかったり、過度な労働や不当な競争を強いられたり、男性のほうも不自由を感じています。

 働き方を変えて、一緒に改善していくのが望ましいと思います。企業の中で“女性がんばれ”といわれても、女性だけでは絶対解決できない問題です」

 男女ともに生活しやすく、働きやすい社会になるために、周りの意識を変える働き方をこれからも応援したい。

<取材・文/大川藍>

【白河桃子】
相模女子大学大学院特任教授、昭和女子大学客員教授、ジャーナリスト、作家。慶應義塾大学文学部社会学専攻卒、中央大学ビジネススクール戦略経営研究科専門職学位課程修了(MBA取得)。住友商事、リーマンブラザースなどを経て執筆活動に。婚活ブームの火付け役としても有名。働き方改革、ダイバーシティ、女性活躍、SDGsとダイバーシティ経営などをテーマとした講演やテレビ出演も多数あり

ライター。スイスで滞在中にフリーランスとして目覚める。おつまみ系や占い、インテリア系も執筆中。興味のあるものならなんでも記事にしてしまう遅咲き主婦

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