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平日なのに社長から「断れない」ポーカーの誘いが…若手社員が見た恐怖の職場

コラム

 新しい分野の事業へ果敢に挑んでいくベンチャー企業。仕事にやりがいを求める若者にとっては憧れの就職先となります。しかし、ワンマン経営であることも多く、周囲の社員は右往左往させられることも多くあります。

ベンチャー ビジネス

イメージです(以下、同じ)

 今回、話を聞いたのは、 IT系ベンチャー企業に勤める酒田悠介さん(仮名・26歳)。話題となっている新しい分野の仕事に心躍らせていましたが、喜んで入った会社で待っていたのは社長に振り回される迷惑な毎日でした。

働く環境としては悪くないのだが…

「いま流行りのメタバース関連の事業を展開しているIT系ベンチャー企業です。社長は次から次へと仕事を持ってくる、一言でいうとかなりのやり手です。受ける仕事が多い分、僕たち社員に渡される仕事量も多いですけど、こなす分だけ給料があがるのでやりがいを感じていました。

 小さな会社なので、1人1人の仕事が直接会社の業績につながるのも目に見えて解るのも嬉しいポイント。先輩もやさしくて質問しやすい環境なので、仕事ができて良い会社だと思っているのですが……」

 やりがいを持って仕事に取り組めるのは非常に良いこと。しかし、酒田さんは仕事とは別の部分で悩みを抱えているそうです

思いつきの行動に振り回される日々

上司

「うちの社長はよく言えば行動が早い人、悪くいえば思いつきで行動するタイプなんです。午前中は『まずシステム作りに着手していこう』と言っていたのに、午後になったら『やっぱり企画から練り直そう』と真逆のことを言ってきます

 天才的な発想を持つ社長の思いつきがあるからこそ、会社が成り立っていることもあり、幹部にも反抗する人がいないんです。だから言うことが全部通ってしまう現状です」

 柔軟な社風と言えば聞こえはいいですが、指示される社員としては「振り回されて迷惑だ」と酒田さんは話します。

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