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「あさイチ」でも話題。創造力が育つ遊びスペースをつくった孫泰蔵氏の狙い

 ファミリー向けのエリアとして発展を遂げている柏の葉キャンパス駅(千葉県)から徒歩8分。

VIVITA

VIVISTOPの一画

 蔦屋書店が運営する「柏の葉 T-SITE」の一画に、地域の子供たちのクリエイティブスペース「VIVISTOP KASHIWANOHA」(ヴィヴィストップ・カシワノハ。以下、「VIVISTOP」)があります。感度の高い保護者や企業から熱いラブコールを浴び、NHK『あさイチ』などでも紹介された話題の場所です。

 実はこの「VIVISTOP」の仕掛け人は孫正義さんの弟で、シリアルアントレプレナー(次々と起業する人)である孫泰蔵さん。同コミュニティを運営しているVIVITA(ヴィヴィータ)株式会社の穴山信一さんに話を聞くと、その驚きの活動が見えてきました。

最先端のツールと独自開発のアプリが揃う「秘密基地」

「『VIVISTOP』には、パソコンはもちろん、複数台のタブレットや3Dプリンター、レーザーカッター、ノコギリ、糸ノコ、木工用具などものづくりに必要なものが完備されています」

 VIVISTOPの工房エリアを見ながら、そう語る穴山さん。たしかに、まるで秘密基地のようなスペースの中には、さまざまな道具が所狭しと並んでいます。

VIVISTOP

「VIVISTOP」の工具を案内する穴山さん

「VIVITAが開発したクリエイティブツールで、直感的な操作で図面を引けたり、プログラミングできたり…。このVIVISTOPでの子供たちに最適化されたアプリを駆使すると、専門知識がなくても、『自分の作りたいもの』を作り上げることができるんです。

 ここには教える先生や、これをしたらいいよというようなものはありません。基本的に、子供たちは、好きなことを自分の力で形にしていきます。大人たちも、子供たちの活動に刺激を受けて、一緒に活動したり、同じ温度感で子供たちを巻き込んだりしています」

 穴山さんが語る通り、子供たちはここでロボットを作ったり、パソコンでモデリングデータを作ったり……それぞれの作業に没頭しています。

「VIVISTOP」を利用するには会員になる必要があります(現在は会費無料)。会員登録すると、会員証とマイページが作られ、自由に活動できるようになります。
 2017年3月のオープン以降、着実に会員数は増え続け、2018年8月現在で400名以上が登録しています。

「活動はとにかく自由です。ロボットを作る子もいれば、撮影スタジオでアニメを作る子や、木工細工を行う子もいます」(穴山さん)

 子供たちが自ら発案したイベントもあるそうで、そのひとつが最近行われた「ビビナツ」という夏祭り。「もっと小さい子や兄弟を呼びたい!」とたくさんの出店やプラネタリウムを子供たちが企画し、夏祭りの全体進行や、各お店のサービスを考えて実現したとか。

 それ以外にも、スペース内には子供たちが作ったもの、作りかけのものなど、さまざまなものが置かれていて、なかには「な、なんじゃこりゃああ!」と叫びたくなるものも……。