ドコモユーザーなら「ドコモ光」

　ドコモ光は、戸建タイプが月額5720円（タイプAの場合）、マンションタイプが月額4400円（タイプAの場合）です。

　ドコモ光が一番オススメなのは、やはり「ドコモ」を持っている人でしょう。「ギガホプレミア」をはじめとした使い放題プランであれば、スマホ1台あたり毎月最大1100円が割引されます。こちらは最大20人（回線）まで割引対象なので、家族でドコモを利用しているなら断然「ドコモ光」でしょう。

　ドコモ光の回線事業者は「NTT」。回線事業者が同じであればケーブルの再利用ができるため、現在利用している回線事業者が「NTT」なら原則工事不要で乗換え可能です。

　回線事業者がNTTの「フレッツ光」のほか「楽天ひかり」「SoftBank光」などからは工事費も一番安く、切り替えがスムーズです。注意点としてスマホを「ahamo（アハモ）」に変えると割引がなくなるのでその場合は他社の安い光回線を検討してみましょう。

速度重視なら「NURO光」

　速度にこだわりたい人にオススメなのが「NURO光」です。料金は月額5200円（G2Tプラン）で、機器内蔵（HGW）のWi-Fiは無料で利用が可能です（他事業者の場合ほとんど有料）。筆者も以前住んでいた住宅で実際にNURO光を使っていましたが、速度は「900Mbps」と超高速で利用できておりました。

　NURO光は、マンション向けの「NURO光 for マンション」も提供しています。料金は月額2090〜2750円と光配線方式としては業界最安です。気になる速度はNURO光に少し劣るものの、筆者が利用したときは「600Mbps前後」と、こちらも快適に利用できました。 ただ残念なのは、対象の建物（マンション）が非常に少ない点。料金の安さとスピードは本当に魅力的なので、引っ越し時の部屋選びの段階で一緒に検討したいところです。

　そんな「NURO光」ですが、注意点もあります。

1：契約できる地域が限定されている…契約できる地域は、北海道、関東地方、東海地方、関西地方（和歌山除く）、岡山、広島、福岡、佐賀です。
2：開通までの期間が長め…NURO光の不満点としてよく挙げられるのが「工事期間の長さ」です。NURO光は回線の仕組み上、電柱側（屋外）とNURO側（屋内）の2回工事が発生するため、開通するまでの期間が1～2か月と少し長めです。

　このように導入のハードルが少し高いですが、オンラインゲームやリモートワークでガンガン使いたい人は、ぜひ「NURO光」を検討してみましょう。