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くら寿司、客が途切れない「SNS映えする巨大店」の秘密。クレープや撮影スポットまで

ビジネス

クレープの具材に「揚げシャリ」も

くら寿司原宿店

クレープを作っているスイーツ屋台

 よりバラエティ性を持たせるため、原宿店限定のメニューも開発した。原宿店限定のクレープだけでなく、寿司ネタにもなっているイベリコ豚やツナサラダを具材にした主菜(各380円)と、いちごやマンゴーなどが入ったスイーツ(各280円)を用意。

 主菜用のクレープにはシャリを揚げた「揚げシャリ」が入っている。サクサクとした食感と程よい塩気の揚げシャリが、ほんのり甘いクレープ生地とマヨネーズに絶妙にマッチしている

クレープの注文は「ひっきりなし」

くら寿司原宿店

ターンテーブルのような形の機械で、クレープの生地を2層にわけて作る。画像右の商品が実際の完成形。ピンク色の生地が強烈だ

 クレープの生地は、ビートとクチナシで色付けしたピンクと黄色の2層に分かれており、ここでも“映え”を演出。座席のタッチパネルから注文し、アナウンスが入ったら、店内中央にあるスイーツ屋台まで取りに行く形となる。

 来店時から調理場を見ていたが、当初は次々と注文が入ってくる状況だったものの、オペレーションは思いのほかスムーズに映る。クレープ生地は専用マシンで形作られるため、店員の負担も少ない。自動でクレープ生地が出来る光景を見れるのも、来店客にとってはテンションが上がるポイントではないか。

「オープンしてから2週間ほど(取材は昨年12月下旬)ですが、クレープはお昼のピークタイムを過ぎても、ひっきりなしに注文が入っています。オーダーする方の大半は、スイーツ屋台で作る様子や、完成したクレープを撮影していますね」
 

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