3か月無料終了へ…「楽天モバイル」今こそ知っておきたい5つのポイント
パートナー回線は「プラチナバンド」
楽天モバイルには「パートナー回線エリア」というのがあります。これはKDDI(au)の電波を借りて提供しているエリアのことなのですが、この借りているKDDIの電波、実は「プラチナバンド」なんです。
サービス開始当初、楽天モバイルのアンテナ設置状況が十分ではないのでKDDIの電波を借りながらサービスを開始しました。その電波というのが「800MHz」という周波数、つまり「プラチナバンド」というわけなんです。
現在では楽天モバイルのアンテナが順調に設置されてきたという判断(?)から、このKDDIの電波は都心部を中心に順次終了しています。これにより、これまで「パートナー回線エリア」で楽天モバイルを利用していた人は、KDDIの電波が終了し、「楽天回線エリア」に切り替わったことで「建物の中で電波が弱くなった!」と感じている人が一定数出てきています。
この事象はアンテナの設置場所も関連してきますが、「800MHz→1.7GHz」に切り替わったことでそのようなことが起こっている、ということでもあります。このように、こういったいろんな事情が相まってネット上では、エリアに関するネガティブな声が多いのかと思います。
エリア情報は鵜呑みにしないで
エリアのことに関して、元ショップ販売員として皆さんにひとつだけお願いしたいことがあります。それは「たとえ知人だとしても、他の人が言っているエリア情報は絶対に鵜呑みにしないで」ということ。電波は特性上、目には見えないですし、電波が入るかどうかは実際に自分の部屋などで使うまで分かりません。
携帯電話会社にとってエリアは命です。各社、アンテナ設置に関しては相当気をつかっています。楽天モバイル側もこれまで話してきたことは百も承知なので、圏外にならないようこまめにアンテナを設置しているはずです。
ですから契約するときは、携帯会社が提供しているエリア情報をチェックし、まずは自身の行動範囲がエリア内であることを確認してから契約をしましょう。万が一、電波が入らない場合は「フェムトセル」という電波を作り出す機器も無料で貸してくれますので(指定の固定回線は必要ですが)、困ったときはそのような制度もうまく活用してみましょう。