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「鶏がかわいそう」養鶏業の26歳男性が語る、“動物愛護者”との厄介な絡み酒

コラム

諫めていた女友達がブチ切れる

不機嫌な女性

 さすがに隣に座っていた伊藤さんと親しい女友達がMさんのことを諫めようとしますが、大人しく引き下がろうとはしません。この態度に女友達が怒り、「価値観は個人の自由! あなたがヴィーガンなのは尊重するけど、人にそれを押し付けないで!」と大声を張り上げてしまいます。

「飲み会のメンバー全員の動きが一瞬止まり、他のお客さんたちからの視線も集めてしまいました。そして、一緒に飲んでいた他の飲み会メンバーも女友達の意見に同調。僕は自分のせいで変な空気になったので、場の雰囲気がこれ以上悪くならないようにみんなをなだめたのですが、Mさんは顔を真っ赤にしてうつむいたまま。すると、突然立ち上がってコートを羽織り、バッグを持ったかと思うと『もう帰る!』と言ってそのまま店を出てしまったんです

 伊藤さんをはじめ、男性陣はその様子を唖然とした様子で眺めていましたが、ここで女友達が「あっ、飲み会のお金もらってない!」と思い出したように呟き、Mさんを追いかけていきます。

仲間内では以前から問題視されていた?

 その後、彼女が店から少し離れた路上で呼び止め、飲み代を請求すると、Mさんは1000円札2枚を投げつけてきたとのこと。店に戻ってきた女友達は「あー、ホントにムカつく!」とイラついた様子で何度も話していたそうです。

「しかも、この日の飲み代は1人約4000円。途中で帰ったのを差し引いても明らかに少ない(笑)。このMさんは以前からヴィーガンアピールがスゴかったらしく、周りの友達にもしつこく勧めてくることがあったみたいです

 結局、絶交とまではいってないようですが、この日の出来事がきっかけで周りの友達からは少し距離を置かれることになったと聞きました。久々の飲み会だったから楽しみにしていたんですけど、まさかこんなことになるなんて……」

 こうしたトラブルは国内外で聞かれますが、食に対する考え方は人それぞれ。必要以上に干渉するのは避けたほうがよさそうです。

<TEXT/トシタカマサ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>

-[食に関するびっくりエピソード]-

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中

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