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先が読めない「VUCA時代」が不安な人に教えたい、シンプルな判断基準

学び

少しでもマシな状態にする指標

ものさし

 そして、「転職する」がもっと右に行くため(好ましい状況にするため)の方法を考えます。「転職先が見つかったら転職する -20」(探すのは面倒だけど、いきなり辞めるよりはマシ)という具合です。そして、転職先を見つける活動をします。

 どの選択肢も嫌だったとしても、少しでもマシな状態にするのが、この「好ましさ計」です。もちろん、どの選択も良くて迷う状態なら、その中でもいちばん良いものを選べばよいでしょう。いろいろな要素があっても、トータルでの点数をつけ、並べれば、選ぶことが容易になります。

 繰り返しますが、何が起きても平常心でいる。不安になったことは確認し、想像できることには手を打って放置はしない。さらに、将来の自分のために投資する。選択、決断は、そのときにいちばん好ましいと思うものにする。以上のことで、予測できない時代でも、きっとサバイブできるでしょう。

<TEXT/マネジメントコンサルタント 川嵜昌子>

マネジメントコンサルタント。長崎市生まれ。東京のベンチャー企業の創業期メンバーとして立ち上げに携わり、自社の急成長、東証一部上場という経験を得た後、独立。5000社以上の経営者に取材およびコンサルティングを行なう。一般社団法人日本アンガーマネジメント協会参事。著書『自分をサクサク動かすセルフマネジメント』(総合科学出版)ほか

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