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いよいよM-1グランプリ決勝戦。優勝予想と注目の若手を総チェック

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超若手女性コンビが選ばれると面白い

 鈴木氏は、唯一の女性コンビ「ヨネダ2000」を挙げた。

ヨネダ2000

ヨネダ2000。主戦場は神保町よしもと漫才劇場

「敗者復活枠は、ヨネダ2000が選ばれると面白い。今のコンビ名になって2年目と芸歴こそ浅いですが、『女芸人No.1決定戦 THE W』の決勝進出も果たした新星。かつて敗者復活枠から女性コンビが勝ち上がったこともないし、何よりもM-1決勝で彼女たちの漫才を見てみたいです」

 先日行われた「THE W」では、トップバッターながら奇抜な設定の漫才を披露していた。敗退後のコメントも面白く、敗者復活での立ち居振る舞いにも期待ができそうだ。

今後期待ができる注目の若手を紹介

準々決勝会場

準々決勝会場(筆者撮影)

 M-1は3回戦と、準々決勝敗退組のネタをYouTubeとGYAO!で視聴することができる。惜しくも敗退してしまったが、来年以降に期待したいコンビをいくつか紹介したい。

 まずは「マリオネットブラザーズ」というコンビである。準々決勝のネタは、通訳という設定をうまく生かしながら、後半の畳みかけが素晴らしかった。

 次に「キャタピラーズ」を紹介したい。準々決勝のネタはスナックという設定のコント漫才であったが、ボケとツッコミの応酬がテンポよく展開されていた。残念ながら本日限りでコンビは解散となってしまうが、またそれぞれが新たな笑いを生み出すことを期待している。

 最後に「おせんすズ」を紹介する。トリオ漫才を披露しており、3回戦では前半をフリにつかいながら、後半でそのフリが大きく壊れていく様が面白かった。トリオ漫才はまだまだ開拓の余地があると思うので、期待したい。

 泣いても笑っても、数時間後にはチャンピオンが決まる。今宵、人生を変えるのは、誰なのか─。

<TEXT/ヤマタケ 撮影/藤井洋平>

見習いライター。お笑いが生きがいで、都内のライブによく出没し、年間100〜200本のライブを鑑賞。芸人のラジオが外出のお供。他にも旅行とお酒が好きで、旅行先では必ず地元の日本酒を購入。諸々よろしくお願いします。

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