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カモにするつもりの21歳女性にハマった男性の顛末。ピュアすぎた彼女の「本当の姿」

コラム

 不特定多数と簡単に知り合うことができるマッチングアプリでは、自分の想像を超える趣味趣向の人と知り合う機会もあるようです。

マッチングアプリ

※画像はイメージ(以下同じ)

 だからこそ、良くも悪くも予想せぬ出来事が起こる可能性が高いのかもしれません。働くことが好きではなく、遅刻や欠勤を繰り返して職を転々としていた蒲生秀平さん(仮名・23歳)は、常にマッチングアプリで女性を探しては「ヒモ生活」を繰り返していました。

 そんなある日、いつものようにマッチングアプリで比奈さん(21歳・女性)と出会います。

マッチングアプリで女性を探すヒモ男

「アイコンもかわいくて、メッセージの文面からも人の良さが伝わってくる感じでした。まさに僕好みだったんです。比奈に養ってもらうつもりでしたが、相手は慎重に選びます。比奈の話をじっくり聞いて世間話で盛り上がり、焦って出会いを要求しない。これ、女性と会うための鉄則です」

 その熱心さが就職にも向けられれば……と思うのですが、蒲生さんの作戦どおり、比奈さんは徐々に心を開いている感じだったとか。

 また、比奈さんのことはあまり聞き出さず自分のことを積極的に話し、そこに自分の弱点を引かれない程度に絡め、比奈さんが寄生先にふさわしいかどうかもチェックしていたといいます。そして比奈さんが、素晴らしいほどの素質を持っていると確信します。

彼女とのデートで封印していた気持ちが

マッチングアプリ

しかも職業は、大手企業の研究員。楽しく付き合いながらラクに生活できると期待が膨らみました。時期をみて会う約束をし、待ち合わせ場所に向かうとアイコンどおりカワイイ人でビックリ。アイコンの写真は加工などがされていて、実物は別人のような女性も意外と多かったからです」

 比奈さんをひと目で気に入った蒲生さんは、ますますヒモとしての意欲が高まり、デートを重ねました。けれど、デートを重ねるごとに違和感を抱くようになります。それは、蒲生さんがヒモになると決意したときに封印した気持ちでした。

「比奈は、いっしょに出かけた海で貝殻を拾ってあげただけで心底喜んでくれるようなピュアな女性だったんです。嬉しそうに貝殻を太陽に照らす姿は、まるで映画のワンシーンでした。同棲するようになると、穏やかでほんわかした比奈の性格に救われることも多かったです。怒鳴ったり怒ったりするようなことはなく、僕が失敗してもフォローしてくれました」

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