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「そろそろ帰ります」デキるビジネスマンなら、なんて言う?

コラム

 あなたは、自分が社会人として正しい言葉遣いができていると感じていますか?

 美しい言葉遣いは相手に良い印象を与え、コミュニケーションを円滑にします。逆にできないと、相手に「子供っぽい」「常識がない」とマイナスの印象を与えてしまい、損をすることになるでしょう。

 ビジネスシーンではメールや電話でのやりとりが多く、正しい言葉遣いはもはや社会人として必須スキルです。しっかりと身につけて“デキる大人”の仲間入りをしましょう!

Q.「そろそろ帰ります」を言い換えると?

帰宅中のビジネスマン

 会社の飲み会などでやむを得ず他の人たちを残して帰らなくてはならないとき、「そろそろ帰ります」と言うとなんだかぶっきらぼうな感じがしませんか?

 そこで、「帰ります」よりもスマートな表現に言い換えてみましょう。

A.「お暇(いとま)させていただきます」

「御暇(おいとま)」を辞書で引くと、「人の前を去ること。帰ること」(大辞林)とあります。「帰ります」より社会人らしく、スマートに聞こえる表現ですよね。

「御暇」のもうひとつの意味として、「職を離れること」(大辞林)というのもあり、昔は奉公先をやめるときに「お暇をいただきます」、また使用人をやめさせることを「ひまを出す」と言っていました。

 そのため、会社で帰るときに「お暇をいただきます」と言うと、「会社をやめるのかな?」と思われてしまう可能性があるので注意しましょう。

 また、ご馳走になったのにすぐにその場を離れなくてはならない場面で、「戴き立ち(いただきだち)で恐縮ですが」とつけるといいでしょう。

「いただきだち」とは「ごちそうになってすぐ辞去すること」(大辞林)を意味します。

<TEXT/biz SPA!取材班>

参照:『大辞林 第三版』(三省堂)
大人の語彙力ノート』(齋藤孝、SBクリエイティブ)より

bizSPA!フレッシュ編集部の記者(編集者)が、20代のビジネスマン向けに、気になる世の中の本音や実情を徹底した現場取材で伝えます。

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