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タワマン生活を誇張した「タワマン文学」ツイートが話題の“女性投稿者”を直撃した

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スタンフォード大卒(という設定の)夫

――極端な内容で賛否を呼びそうですね。ほかにタワマンツイートで心がけていることはありますか?

たわわ:タワマン高層階! 高学歴夫! 利発な子供! 素敵!という、ポジティブな自分の気持ちを素直に表現し、できる限り直接的に他者を傷つけない、否定しないことを心がけています。

 また記載する科学知識についても、明らかに間違っている、または関係ないものは避け、「もしかしたら本当にそうなのかも!?」と思わせるように、高校で習うようなものを中心に記載しています。飽きられやすいかもしれませんが、それより「分かりやすさ」を重視しています。

――スタンフォード大卒(という設定の)夫が科学知識を披露するくだりがたびたび登場します。これはご自身が理系出身だからなせる技ですか?

たわわ:小学生のときから科学に関心があり、高校・大学・大学院と理系の道を歩いてきました。中の人は理系出身といっても良いと思います。

タワマン文学は韓流ドラマのよう?

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――「中の人は手練のツイッタラーに違いない」という指摘もあります。

たわわ:それについては、皆様の想像と考察にお任せします。皆様のツイッターライフが少しでも楽しくなるように頑張ります。

――タワマン文学が多くの人の心を惹きつける理由は何だと考えますか?

たわわ:「バカと煙は高いところが好き」というひどい諺(ことわざ)がありますが、基本的に人は大きくて高いものに畏敬の念に近い何か特別な感情を抱いてしまうのではないでしょうか。そういう一種の宗教心のようなものがベースにあるように思います。

 その上で、現代日本における様々な格差が、タワマン文学には濃縮されていると思います。そもそもタワマンに住める所得、配偶者の学歴・職業、子どもの教育格差(偏差値格差)、それにより沸き起こる妬み嫉み、これらがタワマン文学のエッセンスであり、みなさんの感情を刺激するのだと思います。

 一見華やかに見える、住む場所も文字通り“アッパーな”人たちがドロドロしているのって、韓国ドラマみたいでハマってしまうのかもしれませんね。

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