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スマホの「SIMロック」が原則禁止に。Androidユーザーには注意点も

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「対応バンド」次第で乗り換えできないケースも

機種変

 ただし、必ずしも「どこの通信会社でも自由に選べる! 万々歳!」となるわけではない。携帯電話は、キャリアごとにバンド(周波数帯)が割り当てられており、端末側がそのバンドに対応していない場合は通信に支障が出る可能性がある

 たとえば、ドコモが10月8日に発売した「Galaxy Z Flip3 5G SC-54B」は、ドコモに割り当てられた「バンド19」に対応する一方で、auに割り当てられた「バンド18/26」には対応していない。同じモデルでも、auが販売する「Galaxy Z Flip3 5G SCG12」は、auのバンドである「バンド18」に対応し、ドコモに割り当てられた「バンド19」に対応していない。

 機種ごとの対応バンドは、その端末を販売するキャリアの公式サイトで確認できる。iPhoneの場合は、いずれのキャリアで販売されている端末もすべてのバンドに対応するため気にする必要はないが、それ以外の場合は事前に確認しておいたほうがよいだろう

 ユーザー目線でいえば、この「バンド問題」も解消されてほしいところだが、SIMロック原則禁止によって通信会社乗り換えのハードルがひとつ下がったのは歓迎すべきことだといえそうだ。

<TEXT/酒井麻里子>

スマホやPC、ガジェットといったデジタルアイテムや、ビジネスに役立つアプリ、日用品などに関する記事を執筆。Twitterは@sakaicat

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