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ズル休みしてアイドルに会いに…28歳男性が趣味のせいで仕事を辞めるワケ

コラム

 趣味には、日々のモチベーションをサポートしてくれる力もある反面、ハマりすぎると仕事や私生活を壊してしまうことも少なくないようです。この記事では、趣味を優先してしまったことで、仕事を辞めるハメになった小茂田悠太さん(仮名・当時28歳)のエピソードを紹介します。

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※イメージです(以下同じ)

地下アイドルにカミナリのような衝撃

地下アイドルグループのひとつに所属するアイちゃん(仮名・当時21歳)がインタビューを受けているシーンを見て、目の前というか、頭の中というかが、本当にチカチカっと眩しく光ったような感じでした。そのカミナリのような衝撃のあと、胸がドキドキしてカラダの中がぶわっと熱くなっていったんです」

 そう話すのは、28年間無趣味で、人と交わるのも苦手だったと言う小茂田さん。そんな小茂田さんがカミナリのような衝撃を受けたのは、ローカル番組を見ていたときでした。

「はじめての出来事に最初は何が起こったのか、わからなかったです。でもすぐに、アイちゃんのことが気になって、居ても立っても居られなくなりました。ネットで検索して調べまくり、すっかりアイちゃんのトリコに。

 思い切って手紙を書いたときに、直筆で返事が届いたことも大きかったです。気が付いたら、アイちゃんのイベントや握手会へ行くために、有給もすべて消化していました

会社をズル休みしてイベント会場に

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 そんなある日、会員限定の握手会(個別トーク会)イベントで、アイちゃんの友達がデザインしたTシャツが会場で限定販売されることになります。アイちゃんからは直筆の手紙が届き、ぜひイベントに来てTシャツを購入してほしいと書かれていました。

「でも、有給をすべて消化していたので、『残念だけど参加はできない。でも、イベントのチケットだけは買うから』と伝えたんです。でも、SNSや手紙でTシャツの売れ行きなどを心配しているアイちゃんを放置できず、当日まで悩みに悩んだ挙げ句、体調が悪いと会社に嘘をついてイベント会場に向かってしまいました」

 何度も喉につっかえる唾を飲み、変な汗をかきながらもイベント会場へ向かう覚悟を決めたのは、イベント会場が会社から1時間近くかかる場所だったこともあったのです。「バレることはないだろう」そう自分に言い聞かせ、はじめてのズル休みを決行。

 ところがその会場には、同じ職場に派遣で来ている女性Iさん(当時26歳)がいたのです。

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