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家庭菜園で夫婦円満になった28歳男性。ある日、腰に激痛が走った…

コラム

 長きにわたるコロナ禍の中、自宅や近所で行える新たな趣味を始める人が増えているようです。例えば、そのひとつが家庭菜園。大手種苗メーカーのタキイ種苗が実施した「2021年度 野菜と家庭菜園に関する調査」によると、家庭菜園を行っている人のうち、今年2021年になってから始めた人はなんと27.7%もいたとか

ガーデニング

画像はイメージです(以下同じ)

 実際、筆者の周りでもコロナ禍で外出を控えざると得なくなり、その中で家庭菜園やガーデニングをやりだした人は何人もいました。

家庭菜園を始めて妻との会話も増えた

「私も以前から漠然とやってみたいなと思っていて、コロナ禍になってその思いが一層強くなりました。それで今年になって念願の家庭菜園デビューを果たしたんです」

 始めたきっかけをそう話すのは、システムエンジニアの島崎承太郎さん(仮名・28歳)。仕事柄、1日中座りっぱなしで運動不足だったこともあり、身体を動かす家庭菜園がいいストレス発散になっていたといいます。

「近所にたまたま家庭菜園用に提供している小さく区分けされた畑があり、空きができたと聞いて申し込んでいたんです。結構な倍率だったみたいですけど、運良く抽選に当たって借りることができたんです」

 家庭菜園に関する知識はゼロのまったくの素人でしたが、小さいころは土いじりや砂場で遊ぶのが大好きだったとか。そのため、汗にまみれて畑作業をするのもまったく苦にならなかったそうです。

草むしりの最中、急に腰に激痛が…

家庭菜園

「身体がなまっているせいか疲れますけど、それもどこか心地よくて充実感はありましたね。結婚しているので夫婦で一緒に作業していたんですけど、妻も乗り気で楽しんでくれているのがうれしかったですね。コロナ禍になってからお互い家で過ごす時間が増えたこともあり、少し関係がギクシャクしていたんですけど、家庭菜園っていう共通の話題ができたことで会話も増えたような気がします

 自身のストレス解消になっただけではなく、夫婦にとっても関係改善のきっかけを与えてくれた家庭菜園ですが、突然悲劇が彼を襲います。

畑の雑草を抜いていたら急に腰にグキッと大きな痛みが走り、あまりの激痛でその場から動けなくなっちゃったんです。その日は自分1人で家庭菜園に来ていたんで、妻に電話して迎えに来てもらい、そのまま病院へ直行。診断の結果はぎっくり腰でした」

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