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本田圭佑だけじゃない「起業家アスリート」の悲喜こもごも4人

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中田英寿(サッカー)→慈善事業

中田英寿オフィシャルウェブサイト http://nakata.net/

 Jリーグのクラブチームから海外チームへ華々しく移籍し、現役を引退してもなお日本サッカーを代表する存在であり続ける中田英寿

 日本のワールドカップ初出場となる1998年フランス大会をはじめ、2002年日韓大会、2006年ドイツ大会に3大会連続出場するなど、その功績は日本サッカーを世界レベルに押し上げた立役者といっても過言ではありません。

 現役時代の2003年から菓子メーカー株式会社東ハト執行役員CBOを勤めていることは、テレビ番組などでも多く取り上げられていたので、知っている人は多いのでは。

 現在は、国際サッカー連盟(FIFA)の諮問機関である国際サッカー評議会(IFAB)の諮問委員を勤めている中田さんですが、現役引退後の2009年、社会貢献を目的とした一般財団法人「TAKE ACTION FOUNDATION」を設立。

 現在は伝統文化・工芸などを支援するプロジェクト「REVALUE NIPPON PROJECT」を進めています。

元木大介(野球)→ラーメン店

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 1990年のドラフト会議にて読売ジャイアンツから指名を受けて入団した元木大介。前年、読売ジャイアンツを希望しますが叶わず、1年越しの念願の入団でした。以降、現役引退まで同チームを支えてきました。

 33歳の若さで引退して以降は野球解説者や評論家、さらにはバラエティー番組に出演してタレントとしても活躍。映画やVシネマへ出演するなど役者の道にも意欲を示してきました。

 芸能活動の傍ら、2010年には仲御徒町に、2012年には広尾にラーメン店「元福」をオープンしたものの閉店。2013年には足立区に本店を構えるものの、こちらも2014年に閉店し、実業家としては決して成功したとは言えない結果に終わりました。

 そんな元木氏ですが、今年2018年には米国で開催される「カル・リプケン12歳以下(U12)世界少年野球大会」の日本代表監督にプロ経験者として初めて就任。

 紆余曲折を経て、野球指導者として新たな道を歩み始めました。

<TEXT/石井通之>

元エロ本編集者。高校卒業後、クリエイティブな分野に憧れて美術大学を目指すも、センスと根気のなさゆえに挫折。大学卒業後、就職した風俗雑誌の編集部でキャリアをスタートさせる。イベントレポートとインタビューが得意(似顔絵イラスト/koya)

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