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三菱UFJ銀行を辞めたYouTuberに聞く「貯金ゼロでも資産形成デビューできる第一歩」

コラム

 コロナ禍で資産運用に関心を持った人も多いでしょう。若い世代のなかには、預金のいくらかを投資に回そうかと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。しかし、何から学んでいけばいいのかわからないことばかりです。

Youtube

「BANK ACADEMY(バンクアカデミー)」を運営する小林亮平さん

 メガバンクの三菱UFJ銀行出身で、元ラガーマンという異色の経歴を持つ小林亮平氏。登録者数27万人超えのYouTubeチャンネル「BANK ACADEMY」を運営する小林氏は、初の書籍『これだけやれば大丈夫! お金の不安がなくなる資産形成1年生』(KADOKAWA)を2021年9月2日に出版。

 さっそく、リモートにてインタビューをおこない、お金の不安がなくなる資産形成のコツとともに、詳しく聞いてみました。

安定した職を捨ててまでやりたかった仕事

――元はメガバンクの三菱UFJ銀行で働いていたとか。そんな安定した職業を捨てた理由は?

小林亮平(以下、小林):銀行をやめた理由は、一言でいうと「このままでいいのか?」という思いでした。職場は人柄の良い方たちばかりで、銀行で学んだ知識は今も役に立っているので、銀行で働いたこと自体はまったく後悔していません。

 ただ、主な業務だった法人営業を通じて、いつしかお客様のためというより、行内でのノルマばかり気にして働いていることに悩むようになりました。そして銀行員4年目の終わりに、これからは自分の好きなことで、人の役に立つことを仕事にしていきたいと思い、不安で足が震えながらも退職の意思を会社に伝えました。

400万円あった貯金が減って「怖かった」

三菱UFJ銀行

©Tupungato

――2015年に退職して、すぐに順調というわけではなかったようですね。

小林:はい、自由に生きていきたいという思いから独立の道を選びましたが、さっそく直面したのはお金の問題です。銀行員時代からいろんな人のブログを読むのが好きだったので、以前から興味があったブロガーとしての活動をはじめました。

 銀行で働いていた時の話や、僕が知っているお金の話を中心に投稿していましたが、立ち上げたばかりのブログですぐに稼げるわけもなく、収入が不安定な日々が続きました。ただ退職を考え出した時からお金は貯めていたので、仕事を辞めるときには400万円くらいの貯金があり、1年間ぐらいは生活できる状態でした。

 貯金がすべてなくなったら再就職しようと決めてはいたものの、どんどん目減りする預金残高を見てはため息をつき、コンビニで100円を使うのも躊躇したことがあります。お金が無いとこんなにも不安で怖くなるのかと、痛感しました。

お金の不安がなくなる資産形成1年生

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