サウナで「ととのう」とはどんな状態?専門家らに聞くサウナの基礎知識 | ページ 3 | bizSPA!フレッシュ

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サウナで「ととのう」とはどんな状態?専門家らに聞くサウナの基礎知識

そもそも「ととのう」って一体なに!?

 まずは、世間で飛び交う「ととのう」とはなんなのか。方法としては、サウナ→水風呂→外気浴という順番で入浴することで「ととのう」と言われる。

 これは、サウナと水風呂で身体に熱の乱高下という負荷を与えたあとに、外気に身体をさらすことで、他にはないリラックス感を味わえるというものだ。その感覚について、体内ではどんなことが起こっているのか、田場医師は次のように話す。

身体の3つの機能が強化された状態だと考えます。1つ目が自律神経系。生物の体はストレスがかかった時、元に戻ろうとするホメオスタシスという力が働きます。また、命を脅かすような環境にさらされると修復作用を働かせて対処し、さらに何度もさらされることでそれが強化されるんです。

 次に免疫系です。高温のサウナに入室すると心拍数が増加しますね。これで循環血流量が増加して、骨髄を刺激し、免疫系が活性化されるんです。

 3つ目の内分泌系は、この興奮状態を抑えようと副交感神経が活性化して、甲状腺など内分泌系の臓器が鎮静化される状態のことですね。これらの条件が揃うことで一種の陶酔感が得られることを“ととのう”と呼びます」

オススメのサウナルーティンと頻度は?

風呂上がり

 好きな人は何時間でも、週に何日でもサウナに入っているものだが、何事にも適度な量というものがある。

 田場医師によれば「一般的なサウナセッションは1回5~20分までで、その後10分間の水風呂やシャワー、ジムなどならプールで泳ぐなどのクーリングをします。これを2~3回繰り返すというのがいいですね。週に2~4回のセッションが推奨されています」とのこと。

 一方、若林氏は「1989年から『和温療法』と言われる治療法がはじまり、慢性心不全や閉塞性動脈硬化症などに、高い効果を発揮していますね」と、病気にも効果を発揮するサウナの使い方があることを教えてくれた。

 危険性が謳われるサウナだが、正しく入ればむしろ健康にも良いことが見えてきた。このサウナブーム、多くの人がこうした正しい知識をもとに「サ活」を危険なく楽しんでもらえればと思う。

<取材・文/Mr.tsubaking>

Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も
Twitter:@Mr_tsubaking

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