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20代カップルの副業は「夜のお仕事」どのくらい儲かるの?

コラム

 政府による「働き方改革」が進むなかで、多くの企業で副業が解禁になり、働く若者たちの副業に対するハードルもかなり低くなってきています。

 事務職で働く鈴木美由さん(仮名・24歳)と、営業職の佐々木翔太さん(仮名・26歳)は付き合って2年のカップル。共に副業をしています。

2人の副業は“夜のお仕事”

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 大のお酒好きという美由さんと翔太さんの出会いの場は、共通の知り合いが主催したイベント。イベントスタッフとして2人でバーテンダーをすることになり、意気投合し交際をスタートさせたといいます。

 当時から副業でバーテンダーをしていたという美由さん。

「知り合った当初、『私、実は……』と打ち明けたら、翔太も副業としてガールズバーのボーイをしていると(笑)。カミングアウトしたら、かえってホッとしましたね」(美由さん)

 美由さんは5年間接客販売業をしたのち、とある理由で半年前、IT企業の事務職に業務委託という形で転職しました。

「転職前の年収は残業代・ボーナス込みで300万円ほど。転職後は労働時間8時間・残業なしで月収25万円になり、効率良く働けるようになりました。

 以前は副業として短期間でキャバ嬢をしたこともあったけど、今はバーで働いています。副業で、本業収入の半分近くを稼いでいますね」(美由さん)

 そんな働き者な美由さんの彼・翔太さんは、メーカーの営業として働きながら、週末にガールズバーのボーイ(美由さんとは別店舗)をしているのだとか。

「僕の本業の年収は約450万円。美由が“副業でがっぽり”というスタンスだとしたら、僕は自分の飲み代の足しとして月3万~4万円分ほど稼いでいます

 女性と話すのが得意だし、お酒好きが高じてこの仕事を選びました。もともとガールズバーにも足を運んでいたので仕事内容もある程度知っていたし、楽しく働けていますよ」(翔太さん)

副業をきっかけに新たな夢に出会う

お金と赤いハイヒール

※画像はイメージです(以下、同じ)

 バーとガールズバー。業種は共通しているものの、2人の副業のスタンスは異なります。特に美由さんはある目標に向けて本業を転職し、「販売業の正社員」から「事務職の業務委託」に。

「初めて副業したとき、ちょっとしたお小遣い稼ぎに短期間のキャバ嬢バイトを選んだら、ドリンクを作ることに興味が湧いてきて、それを店のあるお客さんに話したら、いま働いているバーを紹介してくれたんです! 実際にバーテンダーをしてみて、ゆくゆくは自分のバーを経営したいと思うようになりました」(美由さん)

 バーテンダーの副業をするうちに、本業よりも副業への思いが大きくなっていったといいます。

「前職はシフトの決定が遅く、残業も多くて、バーに迷惑をかけることがたびたびあったんです。その点、今の事務職は業務委託で身軽に働けるので、時間の管理がしやすくていいですね」(美由さん)

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