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バイト女性からLINE“誤送信”が連発。「まさに策士」と脱帽した、その意図

コラム

プライベートな話から交際に

 そんなやり取りが数回続くなか、妹尾さんも流れで世間話を続けてすることが多くなり、アルバイトスタッフの中でもTさんのことを一番知っている状態に。さらにTさんからプライベートのLINEを教えてほしいと言われ、2人は完全にプライベートで頻繁にLINEをするようになっていったのです。

「この頃には、だいぶ僕が彼女のことを気になり始めていて、誤送信じゃないときでも、僕からLINEすることが多くなっていたと思います。そこからは結構早くて、2回ほどデートをして僕から告白して付き合うようになりました」

LINE

 付き合ってからもTさんはしっかりと仕事とプライベートを分けてくれてくれていたため、その仕事ぶりに変化はありませんでした。そのため他の社員やアルバイトに付き合っていることが知られても文句を言われることもなく、逆に祝福してもらえたそうです。

やり手の彼女「まさに策士」?

 現在はTさんも大学を卒業し、アパレル系の会社に就職。そのタイミングで同棲を開始した2人は別々の会社で働きながらも仲良く過ごしているのですが、ふと妹尾さんはあることに気が付きました。それはTさんから送られてきていた間違いLINEのこと。

「LINEを見返していたらちょうど付き合う前、僕からよくLINEをしていた頃から、彼女からの誤送信がなくなっていたことに気づいたんですよね。それでその話を彼女にしたら、実は誤送信はわざとだったと明かされて…」

 Tさんの話によると、アルバイト初日に妹尾さんに一目惚れしたTさんは、まず仕事で信頼を得てイメージアップを図りました。そしてその後、わざと誤送信を繰り返すことで接点を持ち、妹尾さんが自分を気にするよう仕向けていたというのです。

「まさに策士ですよね……(笑)。まんまと彼女の策略にハマって彼女の思い通りになっていたみたいで。自分の単純さに一瞬落ち込みましたが、そんなに僕と付き合いたかったのかと思うと愛おしくて仕方ないですよ

 可愛い策士にしてやられた妹尾さんは、とても幸せそうに話していました。こんな可愛らしい罠なら一度はハマってみたいと思いませんか?

<TEXT/つる>

食べること、お酒、音楽、辛いものが大好き。30代になっても派手髪から抜け出せません。外に出るのはお酒が待っている時だけという姿勢を崩さず、今日も適当に生きています

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