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コロナ禍で謎の体調変化が。「身体がおかしい…」30代男性の悩みの正体

コラム

1日に3~4回はマスクを交換

 頭皮には湿疹ができていたようで、抗アレルギーの内服薬の他に、皮膚用薬も処方してもらった永山さん。現在も症状は改善されず、肌荒れの薬なども合わせると月8000円前後の医療費がかかってしまいます。しかし、これだけではありません。

「他にも原因は不明なのですが蓄膿症にかかってしまったんです。おそらくアレルギーで鼻をかみすぎたからかもしれませんが……。これも治療が2か月ほどかかってしまい、一度はおさまったのですが、蓄膿症って1度かかると慢性化しちゃうみたいで。最近、再発してしまって、薬を飲んでいても朝起きると鼻水が止まらないこともあります。

 今は在宅勤務は減って通勤しているのですが、こんなご時世なので電車の中でくしゃみをするのも、鼻をかむのも気が引けてしまって。通勤中に鼻水がたれてきちゃってマスクの中が大変なことになってしまうこともしょっちゅうで、1日に3~4回はマスクを交換しています。布マスクだと不衛生なので不織布マスクを使っているのですが、これも地味に痛い出費ですね」

在宅勤務による肩こりと腰痛も

腰痛

 そんななか、さらに痛い出費が……。

「在宅勤務が長かったので、慢性的な肩こりと腰痛になってしまったんです。特に肩こりはひどくなると偏頭痛を引き起こすこともあって……。今まで肩こりとは無縁で、マッサージも行ったことがなかったのですが、今では週1日のマッサージや鍼治療が欠かせません。地方だと鍼治療も安いと聞くのですが、やはり都心だと高くついてしまいますね。

 1回の施術で3000~6000円、他にも偏頭痛の薬を合わせると肩こりだけで月2万円ほどの出費です。接骨院の鍼治療なら医療費控除の対象にもなるそうなのですが、やっぱり鍼だけでは当日良くてもまたすぐにこってしまいます。マッサージも入れないとキツイですね」

 コロナ禍の1年間で体調が変化した永山さんの出費は単純計算して20万~30万円にものぼります。コロナにはかからなくても、生活リズムがかわることによる体調の変化に悩まされる人もいるようです。なかなか難しいですが、健康的な生活ができるように心がけたいものです。

<取材・文/結城>

男女観察ライター。世の男女を観察し、恋愛からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer

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