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ほぼ0円物件を購入した経営者2人の証言「会社の福利厚生」“利回り300%”投資にも

コラム

リフォームの助っ人をTwitterで募集

ほぼ0円物件

自力でのリフォームをモットーとするが、手伝ってくれる人をツイッター(@coward_eclair)で募集することも

 リフォームと残置物撤去の助っ人をツイッターで募集。手を挙げた有志とわずか4日で終わらせた。

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もともと畳敷きだった部屋にニトリで購入したカーペットを敷いて見た目を良くする努力をした

 1DKの居室は、押し入れの中板を抜いてクローゼットにリフォーム。壁紙の張り替えと床張りでスッキリした空間に再生したが、資材費は2部屋合わせて6万円のみ。一室の家賃は2万円で募集をかけており、もし入居者が現れれば、すぐに投入資金を回収できる。

費用100万円以内で不動産運用

ほぼ0円物件

貸し出す物件はすべてDIY可能にしている。入居者が気になったところを直してくれるので一石二鳥

「ネット上では数百万円で売りに出されていたとしても、買い手がなかなかつかない物件であれば、交渉して値切れる可能性は大いにあります。

 私の築古戸建て運用の基準として物件本体価格と諸経費、修繕費など、購入から客付けにかかる費用の合計が100万円以内であれば合格で、突発的な修繕などが発生しても賃貸物件としてはやっていけると思います。賃貸の底値は決まっており、低価格であればどんな条件でも住みたいという層もいるので」

 彼は今日も気合のDIYでボロ物件に命を吹き込んでいる。

<取材・文・撮影/松嶋千春(清談社)>

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