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元「お笑いバー店員」が教える会話のコツ。誰とでも“深い関係”を築く

学び

誰にも負けない「カラオケの盛り上げ術」

 ここまでは会話の構成について取り上げてきましたが、最後はカラオケで使えるノウハウをお伝えできればと思います

 なぜカラオケを取り上げたかというと、これほど世の中に普及しているのに、高いカラオケスキルを持っている人が少ないからです。これは元お笑いバー店員だからこそ言えることかもしれません。

 現在はコロナの影響で会食やカラオケなどができる状態ではありません。しかし、顧客や同僚と関係性を築く上で、仕事以外での付き合いが有効になる場面も多くありますし、実際に私が参加した会食で大型案件が受注できたということもありました。私とカラオケに行きたくて、ご飯に誘ってくれる友人もいます。

「お笑いバー店員だったらプロじゃないか」と言われることが多いのですが、実はそれまでの大学生活ではほとんど飲み会の経験はありませんでした。意外と短期間で盛り上げ術を見つけることはできるのです。特にカラオケであれば1~2か月間の訓練があれば見違えるほどのパフォーマンスを発揮することが可能です

 つまり、今技術を磨いておけばコロナ明けのカラオケで大活躍すること間違いなしです。ぜひ参考にしてみてください。

カラオケで磨くべき3大要素

カラオケ

 カラオケには「歌」「ダンス」「合いの手」という3つの要素があります。もちろんどれを磨いても良いのですが、オススメはダンスか歌(歌マネ)です。この2つは短期間でクオリティを上げやすいはずです。合いの手はどうしても場数が必要となるのが懸念です。

 そして練習を始める中でゴールとして設定していただきたいラインがあります。テレビで見るアーティストやお笑い芸人のように完璧にこなす必要はないということです。「それっぽくなっている」というレベルまで到達すれば十分なのです。

 それっぽくパフォーマンスができるようになったらあとは恥を捨てるだけです。私としてはここがプロと素人の最も大きな違いだと考えています。テレビやYouTubeなどで素人が芸をしている姿を見て、「なんだか恥ずかしいな」「見てられないな」と思ったことはありませんか? おそらく彼らの共痛点は恥を捨てきれていないことです。

 恥が少しでも残ってしまうと芸の魅力も半減しますし、逆に堂々としていればなんでもない芸も面白く見えてしまうのです。どんなに良い商材でも営業マンが自信のなさそうな雰囲気だったら売れませんよね。それと全く同じです。

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