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新型iMacとiPad Proが発表。7色のカラー展開は「原点回帰」か

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iMacのカラバリ展開は原点回帰か!?

iMac

 Intel化を果たした後の2007年より、iMacはアルミニウムによる銀色の無機質な筐体を持っていた。14年間という長い伝統を持つ美しいデザインはiMacの“顔”だったが、これがこのたび変更となった。

 昔話をさせていただくと、初代iMacはカラーバリエーションを展開していた。今を去ること22年前、1999年の最新型である(初代iMacの発売は1998年だが、当時は1色のみ販売)。初代iMacのビビッドな配色は、曲線美のフォルムと相まって、家庭用コンピュータの常識を覆すものとして話題になった。

 そして今回のiMac(2021年モデル)では、シリーズの原点に回帰するかのように7色のカラーを展開。高性能チップ搭載の実力派でありながら、ホビーコンピュータとしての顔も覗かせている。特に背面に目をやった場合、新型iMacよりも目立つコンピュータというのはそうそうないだろう。派手好きには嬉しい変更だ。

 いっぽうで正面の配色は工夫されていて、作業中にはどぎつい原色が目に入らないようになっている。排熱を減らしたM1チップ搭載による大幅な薄型化もあり、所有感をいっそうくすぐるデザインになったと言えそうだ。

画面サイズは24型の一択に

 従来のiMacには、21.5型と27型のふたつのモデルがあった。それが今回、24型のRetinaディスプレイに統一されている。解像度は「4.5K Retina」とされており、いわゆる「4Kテレビ」の一段上を行く解像度が24型に収まっているわけだから、その画質には文句がないだろう。

 どうしても27型の大画面が良い……という場合には、販売が継続されている従来型のIntel iMacも選択肢になる。しかし21.5型と27型を両方使った筆者の意見としては、「24型がちょうどいいのでは?」というのが正直なところである。

 おまけにデスクの占有面積は21.5型と大差ないので、21.5型のユーザーは問題なく乗り換えることができるだろう。ただし、離れた位置から動画を視聴するのなら、やはり画面は大きいほうがいい。

 そういう目的でMacを買う向きも多いと思われるが、予算に余裕があるならば、外部ディスプレイの購入も視野に入れてはどうだろうか。

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