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年収800万円夫婦が仕事を辞めて「車中泊で日本一周」YouTuberに挑戦するワケ

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「もっと自由に生きたい」「本当は別にしたいことがある」、そう思っていても、これまでとはまったく別の生活を始めるのは難しいことです。多くの人が現実と折り合いをつけて、日々の仕事や生活の中で生きています

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バンライフで日本一周中の学さん(26歳)とまみさん(25歳)

 そんななか、夫婦で仕事を辞め、車中泊仕様にカスタムされた大型車のハイエース「ゴードンミラー」を購入したのが学さん(26歳)とまみさん(25歳)

 夫婦で日本一周の旅・バンライフを始め、YouTuber「Like Saturday(ライクサタデー)」として活動しています。前後編にわたってお届けするインタビュー。前編では、そんな2人が一歩踏み出した理由に迫ります。

【インタビュー後半】⇒家を持たずに車で生活する「バンライフ」の魅力を、 20代無職YouTuber夫婦に聞くはコチラ

「男は家族のために働くもの」と公務員に

――学さんとまみさんのように夫婦で旅をする生活に憧れる人も多いと思います。でも、一歩踏み出せない人が多いのも実情です。今の生活をはじめるに至ったきっかけはなんでしょうか?

:僕たちは24歳のときに結婚したんですが、結婚したときはバンライフをしようなんて、まったく思っていませんでした。むしろ僕はちょっと昭和っぽく、「男は家族のために我慢してでも働くものだ」と考えていて。あまり頭のいい大学ではなかったので大企業に入れる可能性は低いと考え、公務員試験の勉強をして、卒業してすぐに公務員になりました。

まみ:学生時代から付き合っているので、いわゆる楽しいキャンパスライフを一緒に過ごしてきたのもあって、公務員になってからの学にはずっと心配していました。朝起きるのもツラそうで、帰ってきてもぐったりしていて……。

:ツラかったというより、公務員という仕事が自分には合っていなかったんですね。僕はもともとサッカーでプロになろうと思っていて、ひとつの目標に向かって努力するのが好きなんです。でも高校時代に大けがをしたことで、その夢も断たれてしまって、気づいたら公務員試験に合格するのがゴールになっていました。

コロナ対策の課に一時的に派遣されて…

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――公務員という仕事の中では目標を見つけられなかったんですね。

:そうですね。気づいたら、ただ毎日働いているだけになってしまったんです。

まみ:特に公務員を辞める最後の年はツラそうでした。コロナ対策の課に一時、派遣になって、朝帰ってくることも珍しくない激務でした。

:仕事の目標を見つけられないまま、休む時間もほぼなく働いてしまっていましたね。自分の印象としては公務員はミスをしたら減点ですが、評価がプラスされていくということはあまりない。頑張ってもそれが評価に反映されにくいんですね。その期間は自分にとって、仕事を辞める決定打でしたね。

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