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NiZiUとのコラボで「5G競争」一歩リードへ。ソフトバンクの布石とは

ビジネス

5G覇権は「コンテンツ」他社に負けない

ソフトバンク

スマホをかざせばNiziUのメッセージが聞けるキービジュアル(本写真は対象外)

 携帯各社の5Gコンテンツは、それぞれの特色を踏まえた形でサービスの訴求を行なっている。商用化から1年、まだまだ5Gを巡る競争は激しさを増しそうだ。最後に臼倉氏に今後の5G普及に向けての展望を聞くと、「5Gを巡る競争はコンテンツの差別化が肝」と述べた。

ソフトバンクの強みは、ヤフーなどのグループ会社でもコンテンツを豊富に持っていること。エンタメ、スポーツ以外にも映画や旅行などジャンルが豊富でコンテンツ数が多い。今後もグループ会社との連携を強化して、5GLABのコンテンツの質や量を高めていきたい。

 映像は趣味嗜好が強いので、既存のエンタメやスポーツ以外にも『教育』や『Eコマース』といったジャンルにも広げる予定です。現時点では3000を超えるコンテンツをラインナップしていて、今後も幅広い層に5G LABを広めていけるよう尽力したい」

 今の時期はちょうど5Gが普及し始めるタイミングだ。ソフトバンクはグループのシナジーを生かし、“面を広げる”ことで、他社との5G覇権を制する構えだ。今後も5Gコンテンツを巡る携帯各社の動向に注目したい。

<取材・文・撮影/古田島大介>

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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