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サラリーマンでもできる節税術「支給されない交通費」の取り返し方

コラム

実際の手続きはどうするのか?

税務署

 特定支出控除は年末調整ではなく、確定申告で行うことになります。会社からもらう源泉徴収票が必要なほか、税務署などに備え付けてある「特定支出(通勤費)に関する証明書」と「通勤交通費の支払いに要した領収書」を準備します。

 特定支出(通勤費)に関する証明書には通勤経路や方法、金額などの記入欄と、「会社の証明印」を押印してもらう欄があります。

 確定申告というひと手間はかかるものの、会社から通勤交通費が支給されない、という人は、特定支出控除を申告することで、少しでも所得税から取り戻すことができると良いですね。2020年分の確定申告の期間は、4月15日までとなっているので、まだの人はお早めに行うことを勧めます。

<TEXT/ファイナンシャルプランナー 大泉稔>

株式会社fpANSWER代表。1級FP技能士、1種証券外務員、貸金業取扱主任者、1種衛生管理者などの資格を保有し、大泉稔1級FP技能士事務所を主宰。研修講師やWEB執筆、相続相談などを展開。趣味は投資

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