柳楽優弥が、30歳の今思うこと「恥ずかしいことも見つめ直した」 | bizSPA!フレッシュ

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柳楽優弥が、30歳の今思うこと「恥ずかしいことも見つめ直した」

 2004年に是枝裕和監督の『誰も知らない』でデビューし、カンヌ国際映画祭男優賞を史上最年少受賞した柳楽優弥さん。昨年、30歳を迎えた柳楽さんですが、現在、日本、モンゴル、フランス合作の主演映画『ターコイズの空の下で』が公開中です。

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柳楽優弥さん

 本作のKENTARO監督の演出に、柳楽さんはデビュー作と似た要素を感じたといいます。また、モンゴルでの旅で成長していく青年タケシを演じ、本物のオオカミと対峙した撮影のことや、おもてなし料理としてプレイリードックを食べたなど驚きのエピソードの数々を聞きました。

モンゴルの砂漠で「あっちの木のほうだ」

――モンゴルで撮影されました。どんなファーストインパクトを感じましたか?

柳楽優弥(以下、柳楽):飛行機に5~6時間乗って、首都のウランバートルからゲルのあるところまで車で9時間くらいかかったんです。だんだん砂漠に入っていくのですが、その移動時間の長さにビックリしました。

 途中、砂漠で運転手さんが迷ってしまって、「あっちの木のほうだ」という感じで進んでいきました(笑)。あれには驚きました。

――物語には人を探すという目的があるとはいえ、あてどない旅でもありました。どんなふうに撮影を?

柳楽:もともと脚本には詳しく書かれていなくて、その場の即興で撮っていく感じだったんです。たとえば馬の群れがいたら、それを撮るとか。

即興的な撮影は是枝監督と似た感じ

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(C) TURQUOISE SKY FILM PARTNERS / IFI PRODUCTION / KTRFILMS

――そうしたスタイルは難しくないですか?

柳楽:デビュー作の『誰も知らない』が、そういう即興的な演出方法で、カメラの横で是枝裕和監督が「こう言ってみて」と言いながら撮影していくんです。今回のKENTARO監督も似た感じがありました。20代は個性が強い役柄を多く演じましたが、この作品は、タケシとしてというより、いい意味で自分と向き合える時間になりました。

――海外合作への主演は初ですね。

柳楽:5か国くらいの人がいて、いろんな言語が飛び交っていました。そうした現場は初めてでしたけど、色々な人と出会えましたし、これもひとつのネタになるなと。

 常にどうしたら作品がもっとよくなるか考えていますが、今回のような作品は久しぶりでしたし、今までの自分の当たり前を、ちょっと違う角度から見られて、視野が広くなる感じがありました。

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