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柳楽優弥が、30歳の今思うこと「恥ずかしいことも見つめ直した」

暮らし

ケンカが強い人がカッコいい

映画

――タケシと旅をするアムラ役のアムラ・バルジンヤムさんも大きな方ですね。

柳楽:アムラさんもすごく豪快で面白い方で、たくさんの武勇伝を聞かせていただきました。モンゴルでは、ケンカが強い人がカッコいいみたいな感覚があるのかなと思いました。

――本編にも車であおってきた若者たちに、アムラさんが「絶対、負けない!」みたいになっているシーンがありましたね。

柳楽:そうですよね。ただ、みなさん頭のいい人たちばかりなんです。英語もペラペラですごく勉強してる。アムラさんは、モンゴル・アカデミー賞で主演男優賞を3度も受賞している向こうの映画界を背負っている方です。

バイク爆破もオオカミも、リアル

――撮影でよく覚えていることは?

柳楽:バイクが爆発するシーンがあるんですけど、監督が「タケシがオオカミと対峙して、バイクを爆発させるんだよ」と言い出して(笑)。あのシーンは実際に爆発させているんです。

 あとオオカミと対峙するシーンでも「目が悪いから大丈夫」と言われたんですけど、1本のリードだけで繋がれていて。「いや、視力じゃなくて、鼻の問題でしょ!」と思ってました。無事に終わって安心しました(笑)。

――撮影以外で印象的だったことは? ずっとゲルで寝ていたのですか?

柳楽:そうです。ゲルにプレイリードックが出入りしてました。プレイリードックは縁起のいい食べ物で、来客があったとき、これでもてなすらしいんです。首を切って中を開いて、内臓を出して、焼いた石を入れてジューって焼く。

 最初はビックリしましたが、「これを食べたら仲間」みたいな雰囲気があったので、少し怖かったですけど食べました。獣っぽいクセはありましたけど普通に美味しかったです。

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