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東京電力HDはどんな会社?原発事故から黒字転換、社員の平均年収は

ビジネス

東京電力「ホワイト/ブラック度」判定

東京電力:★★★☆☆

ブラック企業

 大きな原発事故(福島第一原子力発電所事故)を起こしたものの、国と連携しながら継続的に賠償を実施し、企業運営を続けています。東京電力改革・1F問題委員会が公開した「東電改革提言」には、

「2011 年、東京電力は国の一時的支援を得て、福島への責任を果たすためにその存続が許された」「当時も、東京電力を破たん処理すべしという議論もあったが、賠償や廃炉事業、そして電力の安定供給が損なわれることのないよう、あくまで福島の責任は東京電力が負うことを基本とし、国は原子力損害賠償支援機構(現 原子力損害賠償・廃炉等支援機構。以下、「原賠機構」という。)を設立、東京電力に出資(1兆円)と賠償の一時的援助(5兆円)を行うこととした」

 という厳しい文言が並んでおり、東電は福島への賠償を完遂するために事業運営を継続しているとも言えるでしょう。一方、寒波で電力需要がひっ迫するなか、中部電力パワーグリッドや東北電力ネットワークなど他社から電力供給を受けることで、計画停電をせずに電力供給できています。したがって、今回は評価を★3としました。

<TEXT/アラートさん(@blackc_alert)>

ブラック企業を生き抜いた歴戦のプロダクトマネージャーが、公開情報からホワイトorブラックを判定し、率直な理由とともにお伝えします。
Twitter:@blackc_alert
note:ブラック企業アラート

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