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“屋根なしのリアル実家”で撮影したMVが衝撃。希帆が語る幼少期のエピソード

暮らし

目標は「屋根と床がある家に建て替えること」

――今後の目標は?

希帆:最終には、実家を屋根も床もあるちゃんとした家に建て替えたいです。直近の目標は、ラジオに出ること。実家のテレビが地デジ化してから映らないので、パパいつもラジオを聞いてるんですよ。ラジオに出たら、パパがすごく喜ぶと思うので。

 じつは一度、芸能のお仕事をやめて普通のお仕事だけしていたこともあるんです。そのときはお金を稼ぐことが親孝行かなと思っていたんですけど、パパもママも、あまりそれを喜んでくれなくて。芸能の仕事をしているときが一番喜んでくれるんですよね。だから今はこの世界でのお仕事を頑張ろうって思ってます。

――家を建て替えたいとのことですが、場所は変えたくないですか?

希帆:そうですね。地元が大好きだし、あんなにあったかくて良い人たちに囲まれてるところって他にないと思います。下町で、商店街があったりして、地域の人たちが助け合って生きている感じがすごくするんですよね。パパも周りの人に見守られてるなっていう安心感がある。

――今、ご家族と交流は?

希帆:家族大好きなんで、しょっちゅう会ってますよ! この前はお兄ちゃんの誕生日だったんで、グラタンとチーズケーキ作ってお祝いしに行ってきました。3つ下の弟は無職だったんですけど、最近ちゃんと働くようになって。結婚してるのに無職だったんですよ(笑)! 本当、うちの家族おもしろくて。だから、落ち込んだときは家族に会って元気もらって帰ってきます。私が支えなきゃ!って。

「成り上がりの人生ほど、素敵なものはない」

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――10年後、20年後の目標ってありますか?

希帆:私、あんまり先のことを考えるのって得意じゃないんですよね。今の状況だって、本当にずっと夢を見てるみたいで。あんなに貧乏だったのにこんなに応援してもらって、こんなに幸せを感じられるんだって。自分でも日々びっくりしているくらいです。

――これを読んでいる読者に何かメッセージをお願いします。

希帆:私が背中を押されたのが、ある歌手の方に言われた「成り上がりの人生ほど、素敵なものはないよ」って言葉で、なんかすごく響いたんですよね。じゃあどこまで成り上がれるか、挑戦してみようって気持ちになれた。落ち込んだり立ち止まりそうになることがあっても、「今も幸せだけど、もっと成り上がりたい」って、向上心が湧いてくる言葉です。

 あと、私の場合、友達のさっちゃんがきっかけを全部くれたんですね。今回の曲もそうだけど、それ以前に、ありのままでいいんだって気づかせてくれたんです。私、すぐくよくよするし、すぐ泣くんですけど、そんなところもさらけだせる人とか場所があって、今がある。だから、とにかくさらけだして、ありのままで生きることが大事なのかなって思います。

<取材・文/鴨居理子 写真/市村円香>

「bizSPA!フレッシュ」エディター

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