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コロナ禍でバイトを辞めた25歳が、農業に挑戦。「手取り15万以下」でも本音は…

学び

本気でやりたいと思うようになった

トラクター

 高校卒業後、地元の小さな機械工場に就職しましたが2年半で退社、その後はフリーターとしていくつかのアルバイトを転々としていた高中さん。特にやりたいこともなく、ただ生活のために働いている状態だったそうですが、今は農業の仕事を本格的にやってみたいと思うようになったとか。

「偉そうなことを言っても農業の仕事に携わってまだ半年ですし、この気持ちが果たして本気なのか自信がないんです。今まで仕事に対してこんな感情を持ったことが全然なかったので

 実際、彼のように農業に興味を持つ若者は近年増えています。国は新規就農を希望する人に向けて「農業次世代人材投資資金(旧・青年就農給付金)」という支援制度を用意。給付金の額も手厚く、これまで多くの方が利用しています。

就農するには「初期費用」がネック

 高中さんも「その制度のことはもちろん知っていますし、農業をやりたいと思う以上、やっぱりそこは意識しますよ」と将来の目標のひとつとして就農も考えているようです。

「けど、まずは働きながら農業のことを勉強し、すべてはそこからですね。

 10月まで勤めていた農業法人では社員という立場で農作業をしている方もいましたし、そういう働き方もあると思うので。就農って簡単に言いますが新規だと初期費用もかかりますし、給付金以外にもまとまった資金が必要ですから。それがネックですね」

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