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東京から千葉に移住した会社員「250坪の庭でキャンプ三昧」の優雅な生活

暮らし

 コロナ禍で住まいや暮らしの課題が浮き彫りになり、“移住”がホットワードになる昨今。「LIFULL HOME’S」が発表した「コロナ禍での問合せ増加率ランキング」の首都圏版では、1位に八街(八街市)、2位に姉ケ崎(市原市)、3位に大網(大網白里市)と、千葉県の駅が上位を独占した。そんな注目度ナンバーワンの千葉移住の魅力に迫る!

千葉移住

120㎡もある一軒家の家賃は月5万円。自宅の前に広がる水田にも癒やされるという

週1日の東京勤務。毎日がアウトドア気分

 都内の雑貨メーカーでデザイナーとして働く工藤紘佑さん(41歳)は、6月に妻と2歳になる息子と南房総市に移住した。

「東京では多摩地区に住んでいたのですが、近所付き合いもない郊外暮らしに物足りなさを感じ、5~6年前から東京ビッグサイトの移住フェスなどに参加していました。自然が豊かな場所というのが第一条件でしたが、もっともこだわったのが“毎日うまい刺し身が食べられる街”ということでした」

 居住地を探して月に一度は首都圏の海沿いの街に出かけていた工藤さんに、3年前、転機が訪れた。

房総半島最南端の白浜で妻とキャンプをしながら水平線を見て、『ここいいね』と気持ちが一致したんです。そこから市が主催する二拠点セミナーに参加し、ヤマナハウスの永森さんとも出会いました。

 4泊5日のトライアルステイで実際に暮らしてみて、移住者とローカル、両方の人と交流できたことは大きかった。妻の妊娠で少し時期が空きましたが、自分は会社を独立しても業務委託で仕事を続けられるよう準備を進めるなどして、妻と子供が落ち着いたタイミングで移住しました」

庭は250坪!漁師さんのお手伝いで新鮮な魚も

千葉移住

庭でのキャンプ以外にも、君津市の湖でカヌーを楽しむなど、アウトドア三昧の毎日だ

 在宅ワークが基本の工藤さんだが、現在も週に一度出社している。

「バスで新宿まで1時間半なのですが、都内で電車通勤していた時よりも遥かに楽です。何より庭が250坪もあるので、キャンプし放題。漁師さんのお手伝いをして新鮮な魚をいただくことも多く、念願の刺し身ライフを送っています

 入念なリサーチによって、理想の移住先を見つけられた好例だ。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

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