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OL兼ライブ配信で月収100万円。元グラドルが“飽き性”でも成功できた理由

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初月で月収25万円稼げるライバーに

ライバー

Pocochaでライブ配信中のみさみささん

 ちょうどこの頃は、新型コロナウイルスの流行もあってライブ配信アプリに登録するユーザーが急激に増えた時期でもある。「出だしから順調に視聴者を伸ばせた理由」とみさみささんは説明する。

「ステイホーム期間でライブ配信需要も高まったことと、リスナーが増えてきた頃に始めたのが功を奏し、すぐにギフターさん(推しのライバーに対して多くの応援ギフトを贈るリスナー)が2、3人ついてくれたんです。また、最初の頃はアイドル時代からのファンも応援してくれたおかげで、ランキングを競うイベントでいきなり1位になれました

 開始すぐに彼女は最高Sランクのライバーに仲間入り。Pocochaには「時間ダイヤ」と「盛り上がりダイヤ(還元ダイヤ)」という2つの報酬形態がある。前者は配信した時間によって、ランクごとにダイヤ(現金に換金できる)がもらえる、いわば時間給。後者はギフティング(投げ銭)でもらえる成果報酬のようなものだ。

 当時の報酬を聞くと「社会人の初任給」くらいはもらっていたという。

ライバーを始めた月は、だいたい24万~25万円くらいもらえましたね。普通にOLで1か月働いたくらいの収入を、ライバーでも稼げるんだと改めて思い、よりモチベーションが高まりました」

ネタ切れ、ファン離れに悩んだ時期も

 滑り出しこそ好調だったみさみささんだが、一時期はライバーとしての悩みや苦労を味わったと語る。

「配信ネタはその日に考えたり、あらかじめ計画したりとさまざまですね。料理やコスメ、自分に関するクイズ、流行っている楽曲を歌うなどやっていますが、さすがに毎日やろうとするとネタが尽きる。どうしてもマンネリ化が避けられず、2~3か月で初期のファンが離れていってしまった時はすごいショックでした

 現在でもOL事務の仕事に加え、動物病院でバイトもこなす彼女。合間の時間を使ってトレンドやSNSをチェックし、自分のライブ配信に取り入れられるコンテンツを考えている。

「新規のリスナー獲得のため、仕事終わりの夜19~23時でのライブ配信を週5ペースでやっていました。最初の1時間は新しいファンを獲得するための『お忍び配信』を、残りの3時間はファンに向けた『通常配信』をルーティーン化したんです。一番頑張った頃は1か月休みなしで配信していて、深夜26時まで配信していた日もありましたね」

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