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30代・年収1800万円の元商社マン「“給料日は月に1回”の常識を疑え」

学び

目の前にある常識や価値観を疑う

――ブログを立ち上げたことで変化した部分はありましたか?

イシコ:ブログの中に「あなたのプランB」というコラムを設けていて。自分以外でSNSのインフルエンサーの人たちにそれぞれご自身にとってのプランBを聞いていると、年齢や性別、タイミングでも捉え方が全然違うんです。みんな頭ではプランBを考えているけど、言葉に出すことがなかったりするので、考え方もひとつではないし、無数にあるという気づきを得られたのは大きいことですね。

――とはいえ、世の中的には「プランBありますか?」と聞かれてすぐに答えられない人が大半だと思うのですが、そんな人は何から考え始めたらいいですか?

イシコ:まず目の前にある常識や価値観を疑うことですね。仕事は定年まで1社に勤めるのが当たり前。住む家は1つじゃないとダメ。給料日は月に1回しかない。それって本当にそうなの? と。

 海外出張に1週間行くときに、自分で旅費を払えば家族を一緒に連れていってもいいんじゃないの、と。大それたプランBではなくても、身近なところにプランBは潜んでいます。目の前にあることに対して、何か新しい考え方はできないか? という癖をつけておくと、その延長で大きなものが見えてくると思います。

「定時に帰る」というプランBを達成するには

イシコ

イシコさん。取材はリモートで行われた

――最近では「定時退社」を実現させることで、家族との時間が増えたり、新しい行動をする余裕につながったと。

イシコ:よく勘違いされてしまうのは、自分の責任が及ぶ範囲の仕事が残っているのに仕事を放って帰るという意味ではないです。それはビジネスのプロとしてはあり得ない。

 僕もサラリーマンなので、毎日定時に帰れるなんて現実的にはそんな上手くいきませんよね。「定時に帰る」というプランBを達成するためにはどうすればいいのかを考えて、行動に移して、実現できるように一歩踏み出してみる。それが大切だと思っています。

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