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月15万円で各地に住み放題。話題の「住宅サブスク」の中身

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さまざまな地域、住宅タイプが選べる

wataridori

普段と全く異なる環境で働くことができる

 住宅のラインアップは、一軒家、リゾートマンション、タワーマンションとさまざま。8月末時点で全国に12軒、大分、熊本、京都、岐阜、千葉、山口などに点在する。今後は北海道から沖縄まで全国に魅力的な家を用意していく

「お貸しする家には、地方での生活をすぐに始められるよう、家具、家電、最低限の生活備品を整えてあります。また地域ごとにコンシェルジュを置いており、生活ルールを聞いたり、困りごとを相談したりすることができます」

 テレワークはできるのかと尋ねたところ、京都で行っている会社員がいるそうだ。昼にテレワークをして、夜は寺めぐりなどをして過ごしたという。もともと京都が好きな人で、大好きな京都でテレワークができたことは最高の体験だと自身のSNSで発信していたそうだ。

通勤するだけの生活からの開放

 牧野氏は、まさにwataridoriのような生活は今の時代に合っているという。

「もはや、会社に通勤するだけの人生はあまり流行らないと考えています。コロナでテレワークを経験して分かった方も多いかと思いますが、通勤時間がなかったら、だいぶ余裕ができます。人生の貴重な時間をいかに通勤に使ってきたかと。昼はテレワークをして、夜は地元のカフェや飲み屋で交流をしてみても良いですね。生活を自由に自分でクリエイトする。そういう時代になっていると思います」

 先行きが分からない今のご時世でも、1か月なら試しやすそうだ。ワーケーションともまた異なるテレワークのひとつの選択肢になるかもしれない。

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