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お酒が飲めない就活生が「大手ビール会社の営業マン」になれたワケ

ビジネス

「飲めない営業マン」としての地位を不動のものに

サッポロビール

先輩からの「少しでも飲めないならはっきり言うことが大事」というアドバイスは、お酒との向き合い方を決めるのに大きな影響を与えた

 コンプレックスをプラスに変える。まさに、我妻さんは飲めないことを弱みにせず営業活動をしてきた。最後に今後の展望について「これから入ってくる後輩のモデルケースになりたい」とし、次のように抱負を語った。

「私は10年間、BtoBの営業をしてきましたが、今後は就活生や新入社員などの後輩に対し、背中を見せる意識を持って仕事に取り組みたいです。とかく、『お酒が飲めないと活躍できない』というイメージがあるので、それを払拭できる活躍をしていきたいと思います。これからもノンアルコールビールは需要が高まるので、飲めない営業マンとしての地位を不動のものにできるよう努力していきたいです」

 事実、我妻さんの背中を見て、サッポロビールへ入ってくる新入社員もいるという。お酒が飲めない営業マンの手本として、さらなる活躍に期待したい。

<取材・文/古田島大介>

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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