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Zoomを教えるだけで6万円の副収入。本当に稼げるのか?実践者に聞く

マネー

 予断を許さない国内の新型コロナウイルスの流行状況。中国や韓国では再び感染が拡大し、6月15日には北京市政府が「非常時に入った」と宣言。日本でも第2波は“あって当たり前”と考えるべきだろう。

Zoom

※画像はイメージです

 こうした状況下で、「働き方」の視点で考える個人の防衛策としてできることは何か? 新型コロナで雇用を脅かされる人が増える今、かつてないほど「副業熱」が高まっているという。

「Zoomの使い方教えます」着眼点がヒットのカギ

 個人でITコンサル業を営む中村正典さん(42歳)。スキルシェアサービス「ココナラ」で、「ビデオ通話ツールZoomの使い方を教えます」というスキルを販売し、カジュアルに稼いでいる。

「何か自分の仕事に繋がればいいなと思ったのと、ITを苦手とする人が意外と多いなと気づいたのが始めたきっかけです。副業でお金をガッツリ稼ぐためというわけではなく気軽に始めたので、受注しだしたときには驚きました」

ウィズコロナ働き方革命

ココナラでの中村さんのページ。1回3000円でテキストやビデオチャットを使って教える。22件も販売済み。Zoomにピンポイントで絞ったほうがニーズに刺さったようだ

 Zoom講座のスキル販売を始めたのは1月だったが、購入が相次いだのは4月と5月。この2か月でおよそ6万円の収益だ。

「購入してくれた人は行政書士、英会話スクールの先生、ヨガスクールの先生、習字教室の先生などで、ほぼ全員がビジネス利用目的です。オンライン会議のホスト側をやりたいので勉強したいとか、対面スクールをオンラインに移行したいという、外出自粛の影響でオンライン化を急ぐ世間の需要にマッチしたのだと思います

需要と供給を嗅ぎ分ける力がカギ

 しかし、Zoomの使い方なんて、検索すればいくらでも情報は出てくるように思うのだが……。

「実際には1回つまずいてITアレルギーがある人や、『何がわからないのかすらわからない』という、ネット検索ができない人が一定数いるんです。そういう人が、動画のように一方通行の教わり方じゃなくて、“痒いところに手が届く感じ”で、教えてもらう機会を求めて購入してくれたんだと思います」

ウィズコロナ働き方革命

個人でITコンサル業を営む中村正典さん(42歳)

 中村さんとて、Zoomに特化したエキスパートというわけではない。ただ、普通レベルの知識でも「商品」として見せれば、より知識がない人にとっては十分に価値のあるものに映るのだ。これはZoomに限った話ではなく、需要と供給を嗅ぎ分ける力があればどんなツールにも転用できる。

「今後も、はやりのツールは出てくるわけで、その際に情報をうまく取れなくて困る人向けに手を差し伸べるようなアイデアなら副業として十分狙えると思います。あとは人に教えることで自分の理解も深まるし、話の組み立て方も勉強になる。巡り回って本業に役立つので、その意味でも副業のメリットは大きいですね」

<取材・文/週刊SPA!編集部>

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