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東武鉄道、日比谷線直通〈THライナー〉 70090型に乗ってみた

暮らし

1両あたり最大136人。70090型の定員

 70090型の定員は下記の通り。

【回転式クロスシート設定時】
先頭車(1・7号車):122人(うち座席定員39人)
中間車(2~5号車):132人(うち座席定員45人)

【ロングシート設定時】
先頭車:126人(うち座席定員39人)
中間車:136人(うち座席定員45人)

THライナー

70000系の車内

 参考までに、オールロングシートの70000系は、先頭車140人(うち座席定員45人)、中間車151人(うち座席定員51人)で、70090型は1両あたりの定員が十数人分少ない。

日比谷線の列車は全て第3世代車両に

 70090型の導入により、日比谷線第2世代車両の20000系、20050系は、2020年3月27日をもって営業運転を終了。翌日より日比谷線の列車はすべて第3世代車両(20メートル4ドア車、7両編成)に統一された。今後は日比谷線の全駅と伊勢崎線の一部駅で、ホームドアが整備される。

THライナー

役目を終え、南栗橋車両管区春日部支所で次のステージを待つ20000系と20050系(敷地外で撮影)

THライナー

同じ日比谷線第2世代車両の20070系は、2018年3月7日をもって営業運転を終えた

 20000系グループは一部が廃車されたものの、4両編成に組みなおし、20400型として、日光線南栗橋―新栃木間及び宇都宮線で再出発した。将来は日光線新栃木以北のエリアに広がる可能性を秘めている。

THライナー

20400型は今回のダイヤ改正で、南栗橋―東武宇都宮間の運用が中心となった

【取材協力:東武鉄道】

<取材・文・撮影/岸田法眼>

レイルウェイ・ライター。「Yahoo! セカンドライフ」の選抜サポーターに抜擢され、2007年にライターデビュー。以降、ムック『鉄道のテクノロジー』(三栄書房)『鉄道ファン』(交友社)や、ウェブサイト「WEBRONZA」(朝日新聞社)などに執筆。また、好角家の側面を持つ。著書に『波瀾万丈の車両』『東武鉄道大追跡』(アルファベータブックス刊)がある

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