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元NHKアナが教える、WEB会議で「印象アップさせる表情」の作り方

学び

スタンドライトでも十分印象が良くなる

野村絵理奈氏

野村絵理奈氏

 ところで、アナウンサーといえば、動画の映り具合についてもプロといえる。「動画映え」する方法をレクチャーしてもらった。

「まず顔映りですが、ライトを用いると明るくなり、印象も向上します。専用の商品も売っていますが、学習用のスタンドライトでも大丈夫です。PCの横に置いて照らすだけで、好感度がアップしますよ。

 また目線をきちんと合わせること。PCのカメラでは、画面の角度やカメラの位置で、目線が大きく変わります。下からあおっているように映る場合や、映っている位置がずれている場合などあります。まずは準備を万端にすることをおすすめします。

 アナウンサーが着席して映っている画角をイメージし、画面の中にバストアップに綺麗に収まるように調整すると、相手に正対した姿勢で、キレイに映ります。画面の角度を変えるだけでなく、PCの下に箱などを置いて高さを調整する方法などもあります」

 WEB会議やオンラインセミナー、プレゼンなどの機会が増えるなか、苦手意識を持たず、積極的に印象よく、伝わりやすく、マナーある行動を心掛けることで、一歩先を行く対応ができそうだ。

<取材・文/一之瀬総子>

【野村絵理奈】
株式会社KEE’S 代表取締役社長。兵庫県出身 同志社大学法学部卒。NHK松山放送局キャスター、気象予報士を経て2005年KEE’S設立。著書に『たった5秒で相手の心をつかむひと言の力』(大和書房)、『口下手でもたった90分で人生が変わり出す話し方』(講談社)、『革命的話し方メソッド』(ポプラ社)等など多数

webメディアのライター。ビジネスハックやスキルなどを専門家に聞くのが楽しくて仕方がない。読みやすくわかりやすい文章を心がけている

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