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コロナ暴落後、金融のプロが注目する5銘柄。株価10倍も狙える

コラム

 世界中で40万人近い人々が犠牲になった新型コロナウイルス感染症ですが、ある意味、ピンチはチャンス。リモートワークや社内業務のクラウド化は今後、新たな社会や経済の潮流になりそうです。

クラウド リモート

コロナ感染後に買うべき銘柄とは… ※画像はイメージです(以下同じ)

金融のプロが教える コロナ暴落後の必勝投資術』(扶桑社刊)の著者、金融アナリストの永野良佑さんに、コロナがもたらす働き方の変化やそれによって急上昇が見込めそうな株について解説してもらいました(以下、永野氏の寄稿)。

リモートワークで「会社」に革命が起きる!

 コロナのおかげで大々的に導入が進んだリモートワークを体験された方なら、通勤時間がいかにムダだったかを実感されているでしょう。また、大きな会社に勤めていると1980年代入社の人が、役員にもなれず、かといって年齢的に若い人と同じように現場の仕事ができるわけでもなく、不思議な役職を与えられて、ただ過ごしているケースを目にしているのではないかと思います。

 この人たちは、普段は会社にいることが仕事で、具体的に何かをやっているわけではないので、リモートが一般化するとたちまち会社から駆逐されてもおかしくありません。リモートワークが進むと「誰が、どの仕事の、どの部分に責任を持って、何をしているのか」を明確にする必要がありますが、その過程で、文系・オフィス業務における「アルバイト化」が進むでしょう。

 つまり、仕事の内容を「誰にでもできる」パーツに分解して、クラウド経由で外に出してしまえば、総務、人事、経理、営業管理といった間接部門をわざわざ社内で抱えておく必要がありません。会社の人件費は極端に下がり、年功型賃金は崩壊。企業は間接部門を大胆にリストラすることで、収益が向上します

 むろん、そこで打撃を受けるのは「仕事もしていないのにお給料だけもらっている人」だけ。主に40代、50代社員なので、給料分の仕事をしているのであれば、20代の若手社員は安心してもいいでしょう。彼らがリストラされた分、今後は給料が上がる可能性もあるので、そのときは、そのお金を投資に回したほうがいいでしょう。

「メルカリ」が日本一のプラットフォーマーに

メルカリ

 じゃあ、どんな株を買うのか? これはあくまで私の仮説ですが、コロナショックで俄然、魅力が増した中古品交換アプリのメルカリ(マザーズ・4385)が急成長する可能性に注目しています。

 メルカリが運営するフリマでは私たち個人が、買い手だけでなく、売り手にもなれます。これは、アマゾンや楽天などのeコマースとの大きな違いです。売り手になれるということは、私たち自身が「交換の手段を生み出す」ことを意味します。

 働いてもらった給料をモノやサービスと交換することで私たちの生活は成り立っていますが、メルカリで不用品を売ると、売却代金がもらえ、そのおカネを使うことで、別のモノやサービスと交換することができる。そうなると、メルカリの中ですべての生活が成り立つ「経済圏」ができあがります

 メルカリにはメルペイという電子決済サービスもあるので、同経済圏の外側とも、キャッシュレス決済という形でつながります。メルカリにはそれぐらい大きなポテンシャルがあると私は見ています。

金融のプロが教える コロナ暴落後の必勝投資術

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