bizSPA!フレッシュ

上司に「了解いたしました」は正しい?“敬語クイズ”に挑戦

ビジネス

敬語と言葉選びクイズ。さらに4問

【問題3】次の言い方は正しい?(×なら正しい言い方は?)
「使い方をお教えいたしましょうか?」

【答え3】 ×
「教える」は上からものを言っているように聞こえ、相手が不快に感じることがあります。「よろしければ、使い方をご説明いたしましょうか?」が適切です。

【問題4】次の言い方は正しい?(×なら正しい言い方は?)
「まず最初に、右上のボタンをクリックしてください」

【答え4】 ×
「まず」も「最初」も同じ意味で、重ね言葉になります。「頭痛が痛い」と同じですね。同様な重ね言葉でよく間違うのは、「従来より~」、「お体をご自愛ください」「各ファイルごとに~」「あらかじめ予定された~」など。

 重ね言葉は氾濫しており、かつ日常会話に定着しています。間違っていても不快感どころか気づかないこともあります。職種として「言葉のプロレベル」が求められるようでしたら、正しく理解して使いこなせるようになりたいですね。

プロ相手だと苦情になりやすい表現も

女性 電話

【問題5】次の言い方は正しい?(×なら正しい言い方は?)
「部長が先ほどお話になりましたが~」

【答え5】 〇
 こちらはこの形で正解です。間違っていると解答した場合は、「お話になられましたが~」としたほうが多いかと思います。「お/ご~なる」は尊敬語なので、修正したケースでは二重敬語になってしまいます。

【問題6】より良い言い方は?
「では、電話を担当に回します」

【答え6】 「担当にお繋ぎします」
「回す」は、たらい回しの印象を持つ方も多く、「お繋ぎ」が一般的です。プロレベルでは「電話を回す」は苦情になりやすいため、禁句となっています。

 他にも「ですが」「でも」「ですから」など否定形の言葉も含まれます。また相手により、丁寧に接したい場合は「お繋ぎしてもよろしいでしょうか?」と配慮することもあります。

おすすめ記事