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上司に「了解いたしました」は正しい?“敬語クイズ”に挑戦

ビジネス

 社会人の必須スキルのひとつである敬語。しかし、必須スキルではあるものの、間違うことなく使いこなせている人は少ないかと思います。

若手社員

※イメージです(以下同じ)

 敬語は細かな用法による違いも多く、また、間違ったままに世に広まってしまっているものもあります。ここでは、電話応対スキルの向上や人材の育成などを行う株式会社ブランニューデイの池田浩一代表取締役社長による、敬語の中でも特に間違いやすいポイントをまとめたクイズを紹介。

 前回の敬語クイズも踏まえ、知らず知らずのうちに間違って使ってしまう敬語があるかもしれません。自分の敬語力、確認してみましょう。

挑戦!“敬語と言葉選びクイズ”6問

【問題1】次の使い方のうち間違っているものはどれ? その理由は?
a:お客さま
b:クライアントさま/ユーザーさま
c:クライアントさん/ユーザーさん
d:田中部長さま

【答え1】 a:〇、b:×、c:×、d:×
「クライアント」や「ユーザー」といった英語に日本語の敬称をつけると不自然です。例えば「ドクターさま」や「ポリスさま」、「キャプテンさま」とは言わないのと同様です。

「クライアント」の意味は「顧客(お客さま)」であり、これに「さま」をつけるのは「顧客さま」「お客様さま」ということになります。「クライアントさん」や「ユーザーさん」も、「さま」が少しくだけた「さん」になっただけで同じです。

「部長さま」についても役職名自体が敬称なので、典型的な二重敬語になってしまいます。

「了解いたしました」は正しい?

電話

【問題2】次の言い方は正しい?(×なら正しい言い方は?)
お客さま「~を~してくれる?」
オペレーター「了解いたしました」

【答え2】 ×
「了解いたしました」はついつい言ってしまう人もいるかと思います。でも、これも実は間違いです。「了解」には納得し、了承するという「許可」のニュアンスが含まれています。

 相手がお客さまや上司の場合には、すごく失礼な言い方になります。「承知いたしました」「かしこまりました」が適切です。

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